1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 01:42:06.67 ID:WQTOsuUF0

デデデ城内 

デデデ「えーいカスタマー、もっとマシな魔獣はいないのかゾイ!?もうカタログの魔獣には飽きたゾイ!」 

エスカルゴン「どいつもこいつも図体だけで、あーんなチビのカービィにすら勝てないでゲスからな~」 

カスタマー『ホホホホホホ。それは私めの責任ではありません、魔獣を有効活用できない陛下のアホさ加減が原因かと』 

エスカルゴン「確かに陛下はアホバカデブでゲスけど、魔獣がザコなのは事実でゲしょーが!」 

カスタマー『ま、冗談はさておき…』 

カスタマー『…陛下は“ヤクザ”や“極道”というものをご存じで?』 



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 01:43:04.81 ID:yR6+KtX40

なぜこの二つを組み合わせる発想に至ったのか 

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 01:45:51.39 ID:WQTOsuUF0

デデデ「やくざ?ごくどう?…ええい、そんな食い物は知らんゾイ!」 

カスタマー『おや?一国の大王ともあろうお方がご存じない?』 

デデデ「そ、それは…グムム…」 

デデデ(エスカルゴン、奴の言っている“やくざ”とか“ごくどう”というのはどういう食い物ゾイ!?) 

エスカルゴン(え、知らないんでゲスか!?) 

デデデ(知るワケないゾイ!) 

エスカルゴン(は、はあ…まあププビレッジにはヤクザなんていないでゲスからなあ…) 



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 01:51:14.40 ID:WQTOsuUF0

エスカルゴン(ヤクザってのは、要するに反社会的勢力でゲス。暴力による支配、違法薬物による商売、その他諸々…)

デデデ(なにぃ、反社会的勢力ぅ?奴はそんなもんをワシにダウンロードさせる気ゾイ!?) 

デデデ「やいカスタマー、貴様の魂胆が分かったゾイ!貴様は我が国に反社会的勢力を送り込んで内紛を起こす気ゾイ!?」 

エスカルゴン「いやだから人の話は最後まで聞けっての!」 

デデデ「な、何ゾイ…続きがあるならさっさと言えゾイ」 



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 01:56:50.66 ID:WQTOsuUF0

エスカルゴン「ヤクザは別名“暴力団”とも言うでゲス。つまり…もんの凄くケンカも強い、でゲス」 

デデデ「ケンカが強い?カービィよりもゾイ?」 

エスカルゴン「ま、向こうはかなりリアルなドスだのハジキだのの世界でゲスからな。ケガしても血すら描写されないこの世界とは大違いでゲスから」 

カスタマー『エスカルゴン閣下の言う通りでございます。私どもが今回送らせて頂くのは、百戦錬磨の元極道…』 



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:02:06.48 ID:WQTOsuUF0

カスタマー『…【亜門丈】という名の魔獣でございます』 

エスカルゴン「え?そりゃ確か裏ボスで元極道はきりゅアギャ!」 

エスカルゴン「ったく…話の途中で殴らないでほしいでゲス…」 

デデデ「要するにそいつならカービィに勝てるゾイ!?」 

カスタマー『もちろんでございます。ただしこの男、厳密には魔獣ではありませんゆえ…』 

カスタマー『契約書にはよく目をお通し下さいますよう、お願い申し上げます。それでは』 

デデデ「どぅわはははははははは!ならばダウンロードゾイ!」 



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:09:11.12 ID:WQTOsuUF0

ウィーン ジジジジジジ… 

デデデ「おおおおおおお!見るからに殺し屋っぽい外見ゾイ!」 

亜門「………」 

エスカルゴン「ちょ、ちょっと…なんかこの男、見るからにヤバイでゲスぞ…」 

亜門「…おい、そこのカタツムリ」 

エスカルゴン「ふぁ、ふぁい!私でゲスか!?」 

亜門「俺はここに桐生一馬がやって来ると聞いてわざわざ出向いた。何か情報を聞いてはいないか?」 

エスカルゴン「え、き、き、き、桐生一馬でゲスか!?いやーそもそもププビレッジには漢字表記の名前の住民はいないでゲ…」 

亜門「…ならばいい。これが桐生一馬の写真だ」ピラッ 



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:16:59.68 ID:WQTOsuUF0

エスカルゴン「は、はあ…」 

亜門「その男を見つけ次第連絡しろ。俺は任務に取り掛かる」 

デデデ「お、おい貴様!貴様はワシがカービィを倒させるためにダウンロードした魔獣ゾイ、勝手な行動は許さんゾイ!」

亜門「安心するがいい。そのカービィとかいう生命体の処分も予め引き受けている」 

亜門「まずカービィを暗殺後、桐生一馬を発見次第決闘の予定だ。貴様らはそこで待っていればいい」 



スタスタスタ… 



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:20:46.55 ID:WQTOsuUF0

デデデ「な…なんゾイ、あの迫力は」 

エスカルゴン「雰囲気が明らかにこの世界に合ってないでゲス…」 

エスカルゴン「もっとこう、悪どいながらも憎めない部分あってこそのカービィの適役だと思うでゲスが…」 

デデデ「しかし…あれならイケるゾイ、今までのおちゃらけた魔獣とは感じ取れる空気が別格ゾイ」 

デデデ「カービィ、首を洗って待つがよいゾイ…どわはははははははは!!」 



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:27:06.10 ID:WQTOsuUF0

ププビレッジ 広場 

カワサキ「おーいみんなー、大変だー!見たことない生き物が町はずれに倒れてるねー!」 

キュリオ「見たことない生き物、ですと…?何やら知的好奇心を刺激されますな」 

レン「カワサキ、それは一体どういう生き物なんじゃ?」 

カワサキ「うーん、なんというか…俺達に似てるっちゃ似てるんだけど、よく見ると色々違う部分があるよー」 

サモ「うーむ…何言ってるのか全然分からないなあ…」 

メーベル「ったく、料理もヘタなら説明もヘタねぇ~」 

ヤブイ「倒れてるなら診察が必要そうじゃな。どれカワサキ、その生き物とやらがいる場所へ案内してくれんか」 

カワサキ「はいはい、任せるね~!フームさん達が見てくれてるから急ぐよ~!」 



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:32:09.82 ID:WQTOsuUF0

~タイトルコール~ 

【でんせつのおとこ きりゅうかずまがやってきた!】 

―――――― 
――― 

フーム「ねえあなた、しっかりして!」 

ブン「おーい起きろー!聞こえてるかー!?」 

カービィ「ぽよー!?」 

カワサキ「みんなー!ヤブイ先生を連れてきたよー!」 

ブン「カワサキ、遅いってば!」 

フーム「ヤブイ先生、急いで診てあげて!」 

ヤブイ「ふむふむ、どれどれ…」 



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:37:07.74 ID:WQTOsuUF0

ヤブイ「………」 

ブン「どう、ヤブイ先生?」 

ヤブイ「…ん。目を覚ましたようじゃな」 

カービィ「ぽよ?」 

桐生「……」 

桐生「…………」 

桐生「……ここは……どこだ……?」 

フーム「ああよかった、目を覚ましたのね…!」 

桐生「あんた達は…誰だ?人間…なのか?」 



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:40:12.08 ID:WQTOsuUF0

ブン「あんたこそ誰なんだ?ポップスターじゃ見たこともないぜ、あんたみたいな生き物」 

桐生「ポップスター…?」 

フーム「え、ポップスター知らないの?」 

桐生「あ、ああ…それはなんだ、星なのか?」 

フーム「星もなにも、今私達が住んでる惑星の名前よ」 

桐生「何…!?ということは、ここは…その、ポップスターとかいう惑星だというのか?」 

ブン「おいおい、どういう話だよこれ…ポップスターもしらないのにポップスターにいるっておかしくないか?」 



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:43:40.53 ID:WQTOsuUF0

桐生「ちょっと待て、順を追って説明してくれ」 

フーム「はぁ…とりあえず、町へ戻りましょ。落ち着ける場所で話がしたいわ」 



ププビレッジ内 レストランカワサキ 

フーム「…つまりあなたは、惑星“地球”に住んでた“人間”という種族の生き物なのね?」 

桐生「ああ、そうだ。それでお前達が…“ププビレッジ”に住む“キャピィ族”という生命体なんだな」 

カワサキ「あ、厳密には俺だけキャピィ族じゃないけどね~」 



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:49:14.57 ID:WQTOsuUF0

桐生「まあ、大体話の流れは掴めた」 

桐生「あんたがフーム、あんたがブン、そこの三人がイロー・ハニー・ホッヘ…」 

桐生「…そしてそこのピンクの丸っこいあんたが、カービィだな」 

カービィ「ぽよ!」 

カワサキ「目が覚めたらやっぱりまずはご飯ね~!いっぱい作ったよ~!」 

ブン「ほら桐生さん、お腹空いてるだろ?食べなよ」 

イロー「でもマズいから、気をつけてね」 

ハニー「ちょっと、これから食べる人にそんなこと言っちゃダメよ!」 

ホッヘ「でも事実だしなぁ」 

ブロロロロロロロロ… キキーッ 

ブン「うわ、この音は…」 

フーム「デデデね。まーた何か悪巧みでもしてるのかしら」 



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:53:56.82 ID:WQTOsuUF0

フーム「新参者がデデデに見つかると何かと面倒ね…桐生さん、ちょっと隠れてて」 

桐生「ん?ああ…」 



エスカルゴン「えー、愚かな人民どもに告げる!この写真の生き物を発見したら、すぐにデデデ城に一報を入れるでゲスぞ!」 

ブン「お、おい…あれって桐生さんじゃ…モゴ!」 

フーム(ちょっとブン、声が大きいわよ!) 

デデデ「ん?どうしたブン、何か知ってるのかゾイ?」 

フーム「いや、なんでもありませんけど」 

エスカルゴン「この小娘が何でもないという時はなーにかある時でゲス!」 

フーム「ちょっと、それはあなた達でしょ!?」 



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 02:59:40.21 ID:WQTOsuUF0

デデデ「まあよいゾイ。ともかく人民ども、この写真の生き物を見かけたら即刻通報ゾイ!分かったか!」 

エスカルゴン「故意に隠匿した者は極刑でゲスからな!覚えておけでゲス!」 

ブロロロロロロロ… 

ブン「モゴゴ……」 

フーム「…よし、デデデ達は行ったわね」 

ブン「ぷはぁーっ、苦しかった…!」 

カービィ「ぽよ、ぽよぽよぽよよ」 

フーム「どうしたの、カービィ」 

カービィ「ぽよぽよ」 

ブン「桐生さん…を指さしてるのか?」 

フーム「桐生さんを安全な場所に…ってことね?」 

カービィ「ぽよ!」 

フーム「分かったわ、デデデに見つかったら何されるか分かったもんじゃなさそうだしね」 



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:07:18.57 ID:WQTOsuUF0

カービィの家 

桐生「なああんたら、さっき極刑がどうこうとか言われてたが…大丈夫なのか?」 

ブン「いーんだよ別に。あんなん口だけなんだから」 

桐生「口調からして王様のような奴だったが…」 

フーム「あんなのお飾り王様だから気にしなくていいわ」 

桐生「そ、そうか…しかしここはどうやって治められてる国なんだ…?」 

トッコリ「そんなことより!この見かけないヤツはどこの流れ者なんだい?」 

桐生「トッコリ、とか言ったか…まさか喋る鳥がこの世に存在するとは…」 



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:09:37.07 ID:eAi4Z00Q0

適応力高すぎだろ 



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:10:14.09 ID:WQTOsuUF0

フーム「惑星“地球”からきた異人さんよ。来るもの拒まずのププビレッジなんだから歓迎…といきたいんだけど」 

ブン「デデデのアホがなんだか騒いでるからさ、ちょっとここで身を隠してるってワケ」 

桐生「どうやら俺はそのデデデとかいうのに追われているらしくてな。ちょっと宿を借りさせてもらおうかと思ってな」 

トッコリ「おいおい、ここはオイラが寝るスペースしかねえよ。カービィが寝床明け渡すってんなら別だけどな」 

カービィ「ぽよ…」 



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:12:57.85 ID:WQTOsuUF0

キラウェア火山付近 

亜門「………」 

亜門「…ここにも桐生一馬はいない、か」 

亜門「ん?あれは…」 



ダイナベイビー「ピー!ピー!」 

亜門「…どこかの雛鳥か」 

ダイナベイビー「ピー!ピー!ピー!」 

亜門「…やかましい。殺されたいようだな」 



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:16:02.28 ID:WQTOsuUF0

キェァァァァァァァァァァ… 

亜門「この声は……上か」 

亜門「…親鳥の登場か。面白い」 

ダイナブレイド「キェァァァァァァァァァ!!」 

亜門「図体だけの鳥風情が…いきがっているようだな」 

亜門「いいだろう、そのまま向かってこい」 

亜門「……死ね!」 

ドゴッ 

ダイナブレイド「キ……ェ……ァァァァ……」 

ダイナベイビー「ピー!?」 



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:20:51.45 ID:WQTOsuUF0

ソード「な…なんという…強さ…」 

ブレイド「…たまたま奴の死角で助かったな。ダイナブレイドを素手で倒すとは…なんという生き物だ…」 

ソード「卿の言った通りだったらしい。あのような危険な生き物を放ってはおけない…」 



亜門「何をこそこそ喋っている?」 

ブレイド「な、なぜ…どうして我々に…!?」 

亜門「貴様らの尾行など随分前から気づいていたぞ。誰の差し金か知らんが…」 

亜門「…貴様らを尾行に向かわせたのは、桐生一馬か?」 

ソード「何…桐生一馬…?」 

ブレイド「だ、誰だそれは…」 



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:26:26.76 ID:WQTOsuUF0

亜門「知らぬならいい。しかし、ならば誰だというんだ?貴様らを尾行につけたのは」 

ソード「そのようなこと…貴様に教える筋合いはない!」 

亜門「…戦うというのか、そんな貧弱な剣で」 

ブレイド「貧弱かどうか…お見せしよう!はぁっ!」 

ガキィン バキッ 

ブレイド「何!?剣が一撃で…折れただと…!」 

ソード「バカな!我らの剣はそのような容易く折れるようなものではないはず…!」 

亜門「…愚かだな。我が亜門一族に武器など通用しない」 

亜門「相手の武器を耐久度に関わらず破壊する術が、我が一族には伝わっているのだ。武器では私は殺せんぞ」 



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:30:51.99 ID:WQTOsuUF0

ブレイド「くっ、そんなはずは…!」 

亜門「死なない程度に痛めつけてやる。そのあとで…貴様らの雇い主を吐かせるとしよう」 

ソード「くそっ…!」 

亜門「………」ピッ 

ブレイド「な、なんだ…?バカにしているのか!戦いの最中にキカイを捜査するなど…!」 

亜門「…終わりだ」 

ズドドドドドドドドドドドドドドドド 

ソード「な…なんだ、あれは…!」 

ブレイド「赤黒い光がこちらに向かって……うわぁぁぁぁぁっ!!」 

ソード「ぐっ…うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:38:56.48 ID:WQTOsuUF0

ププビレッジ 広場 

フーム「はぁ…桐生さんの宿、見つからないわね…」 

カービィ「ぽよ…」 

ブン「俺達の家に泊めてもいいけど、家がそもそもデデデの城だからなぁ…」 

桐生「しかし…これはこれで案外、観光と考えれば面白いかもしれないな」 

ブン「そういえばさ、桐生さんの住む“地球”ってどんな場所なの?」 

桐生「地球か?そうだな…」 

桐生「…俺の馴染みの“神室町”という街があるが、楽しいぞ」 

桐生「キャバクラやパチンコ、ボーリングにカラオケ、バッセンに麻雀…」 

ブン「はぁ?何だそれ、キャバクラとかパチンコとか…」 



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:46:12.87 ID:WQTOsuUF0

フーム「ちょ、ちょっと桐生さん!ブンに変なこと教えないで!」 

桐生「あ、ああ…すまん」 

ブン「なんだよ姉ちゃん、キャバクラとかパチンコとか知ってんの?」 

フーム「し、知ってるけど…青少年の教育上よろしくないからあなたは知らなくていいの!」 

ブン「なんだよー、余計気になるじゃんかー!」 

フーム「え、えーと…じゃあ地球に関するもっと別のこと教えてあげるわ!」 

フーム「そもそも地球とは、ポップスターと違ってキャピィ族ではなく桐生さんのような“人間”によって統治された星なの」 

フーム「そこには日本とかアメリカとか中国とか、色々な“国”っていう区分けがあるの」 

フーム「ププビレッジは多民族村だから実感無いでしょうけど、色々な人種がいるのよ」 



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:51:18.66 ID:WQTOsuUF0

フーム「特に桐生さんの言った神室町は…まあちょっとアブナイ場所だけど、確かに遊ぶにはもってこいの場所みたいね」 

フーム「でもね、神室町には“ヤクザ”っていうこわーい人達がたくさんいるのよ」 

桐生「……」 

フーム「“任侠”を重んじる組織…なーんて都合のいいこと言ってるけど、実際は一般市民を脅して稼いでる許せない集団なの!」 

フーム「反社会的勢力なのよ、“ヤクザ”は!」 

桐生「…なあ、フーム」 

フーム「え?何?」 



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 03:57:16.09 ID:WQTOsuUF0

桐生「美化する訳じゃないが、ヤクザにも良い奴はいる」 

フーム「え、そんな…伝記にはかなりの悪党って書いてあったけど」 

桐生「…お前達にも、実際の神室町を見せてやりたいもんだな」 

桐生「確かにヤクザは無法者の集まりかもしれないが、中には…」 

ドォォォォォォォン!! 

ブン「うわっ!!」 

フーム「え、ちょっと何!?」 

桐生「…!」 

桐生「お前は……亜門……!」 

亜門「ようやく会えたな…桐生一馬」 



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:02:50.81 ID:WQTOsuUF0

桐生「亜門…どうしてお前がここに…」 

亜門「すべてはあのカスタマーサービスとかいう男の手引きだ」 

亜門「俺がカービィを殺す代わりに、あの男は桐生一馬を探し出す契約だった」 

亜門「そしてお前はこのポップスターに転送された。俺がここでカービィを葬るついでに貴様も片づけられるようにな」 

亜門「まずは仕事をこなそうか…」 

ブン「…!?あいつ、カービィ狙ってるぞ!」 

フーム「逃げてカービィ!」 

カービィ「ぽよ!?ぽよ~!」 



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:07:11.60 ID:WQTOsuUF0

デデデ城内 

メタナイト「お前達!?一体何があった…!」 

ソード「卿……デデデ陛下がダウンロードしたあの魔獣、は……とてつもなく……怖ろしい……」 

ブレイド「ヤツが……妙なキカイを、懐から出したら……気をつけて……」 

ソード「ヤツはカービィの居場所を突き止め、向かいました……卿も、駆けつけてください……」 

メタナイト「分かった、今すぐ向かう!お前達はここで休んでいろ!」 



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:12:09.44 ID:WQTOsuUF0

ププビレッジ 広場 

カービィ「ぽよよ~!」 

亜門「なかなか逃げ足の速い…」 

亜門「…だが、一網打尽だ。このレーザーでな」 


メタナイト「カービィ、逃げろ!」 

フーム「メタナイト卿!」 

メタナイト「ヤツが懐からキカイを取り出したら、逃げることを優先するんだ!」 

ピッ 

ズドドドドドドドドドドドド 

桐生「くそ…!カービィ!」 



56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:15:05.51 ID:WQTOsuUF0

カービィ「ぽっ…よ」 

桐生「何とか…避けられたか」 

ブン「桐生さん!」 

メタナイト「桐生…あれが桐生一馬とやらなのか、ブン?」 

ブン「ああそうさ、デデデが探してるから俺達でかくまってたんだけど…」 

メタナイト「そうか…それで陛下は…」 

フーム「とにかく、桐生さんとカービィが危ないわ!二人とも逃げてー!」 



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:20:27.12 ID:WQTOsuUF0

桐生「…亜門!相手なら俺がしてやる、こいつらを巻き込むな!」 

亜門「そうはいかない。俺も依頼を受けているのでな」 

桐生「くっ…」 

カービィ「ぽよー!」 

亜門「もう一度だ。今度は外さんぞ…」 

ピッ 

ブン「うわ、またさっきのヤベーのが飛んでくる…!」 

メタナイト「しかし…もしかしたら、吸い込めるかもしれん。フーム!」 

フーム「分かったわ、一か八か…」 

フーム「カービィ、吸い込みよー!」 

カービィ「ぽよっ!」 

すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――――――― 

ドドドドドドドドドドドドド 

カービィ「……」ゴクン 

カービィ「…ぽよっ!!」 



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:25:19.41 ID:WQTOsuUF0

ブン「やったぁ!」 

フーム「あれは…何カービィかしら?サングラスかけてるけど…」 

メタナイト「あれは…あの男の能力をコピーしたようだ。さしずめ“亜門カービィ”とでも呼ぶべきか…」 

桐生「よし…カービィ、手伝ってくれ!」 

カービィ「ぽよ!」 

亜門「レーザーを吸いこんだだと…!?おのれ…!」 

カービィ「サテライト…レーザー!!」 

ドドドドドドドドドドドドドドド 

亜門「ぐおっ…!」 

桐生「おおおおおおおおおお…!!」 

― 王 龍 の 極 み ― 

桐生「…はっ!」バキッ 

亜門「ぐっ…おあああああああっ…!」 



61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:30:55.31 ID:WQTOsuUF0

ブロロロロロロロ… 

デデデ「おい、いつの間に戦いを始めておったゾイ!ワシにも前もって伝えるゾイ!」 

エスカルゴン「あ、ありゃ…陛下の魔獣、押されてるみたいでゲスな…」 



桐生「うおおおおおおおおおおおっ!!」 

カービィ「ぽよ――――――――――っ!!」 

亜門「くそ…コピー能力とやら、侮っていた…!」 

亜門「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 

ドォォォォォォォォォォォン!! 

フーム「やったぁー!」 

ブン「カービィと桐生さんが勝ったー!」 

デデデ「桐生…?おおおおおああああああああっ!?」 

デデデ「エスカルゴン、写真の生き物をついに発見ゾイ!」 

エスカルゴン「は、はぁ?今頃発見したってもう遅いでゲス!あいつはやられてぶっ倒れちゃったでゲスよ!」 



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:35:22.93 ID:WQTOsuUF0

デデデ「何ぃ!?くぅぅぅぅぅぅ~…またカスタマーに一杯食わされたのかゾイ!?」 

エスカルゴン「ホンットに学習能力ねえんだからこの親父…」 

デデデ「こうしちゃおれん!城に帰ってカスタマーにクレームゾイ!」 

ブロロロロロロロ… 



桐生「…どうにか、片付いたか」 

桐生「ありがとうカービィ、おかげで助かった」 

カービィ「ぽよ!」 

フーム「桐生さーん!」 

ブン「カービィー!」 

カービィ「ぽよー!」 

フーム「今回もよくやったわね、カービィ!偉いわ!」 

カービィ「ぽよっぽよ!」 



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:40:09.48 ID:WQTOsuUF0

メタナイト「そなたが、桐生一馬か」 

桐生「お前は…?」 

メタナイト「私はメタナイト。私の部下がどうやらこの男に痛い目に遭わされたらしく、駆けつけたのだ」 

桐生「そうか…すまない、お前達の村にも迷惑をかけた」 

フーム「そんな、桐生さんは別に何も…」 

桐生「…フーム。実は俺は…かつて“ヤクザ”だった男だ」 

フーム「え!?あなたのような人が、ヤクザですって…!?」 

桐生「これでイメージがどうにかなったとは思ってないが…そう悪い奴ばかりでもない、ということを知ってほしかった」 

フーム「…ええ、分かったわ。私も本の知識に頼ってるだけだったし、考え直してみる」 

メタナイト「では…桐生殿、“地球”へ帰る準備をいたそう」 



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:42:58.06 ID:WQTOsuUF0

ブン「え、“地球”に行く方法なんてあんの!?」 

メタナイト「この亜門丈という男が、陛下のデリバリーシステムから転送されてきた。つまり“地球”へ戻るルートも存在するということだ」 

桐生一馬「そうか…すまないな」 

桐生「………」ザッ 

ブン「え?おい桐生さん、そいつは敵なんじゃ…!」 

桐生「亜門も地球の生き物だ。この世界に置いていっては、いつか目を覚まして迷惑をかける」 



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:45:47.90 ID:WQTOsuUF0

キェァァァァァァァァァァ… 

フーム「あ、ダイナブレイド…」 

メタナイト「ダイナブレイドもこの男にやられたと聞いていたが…どうやら一命は取り留めていたようだな」 

メタナイト「とりあえず急がねば。この男を見つけられてはダイナブレイドが復讐に飛んでくる」 

フーム「そうね、城に急ぎましょ」 



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:49:06.02 ID:WQTOsuUF0

デデデ城内 

メタナイト「…では桐生殿、そこの台の上へ」 

桐生「ああ」 

桐生「…短い間だが、世話になった」 

ブン「いいってことよ!また遊びに来いよな!」 

フーム「ちょっとブン、そう簡単には遊びには来れないわよ。地球は何万光年も遠いんだから」 

桐生「カービィも、世話になった」 

カービィ「ぽよよい!」 

メタナイト「では…転送装置、作動!」 

ウィーン ジジジジジジジジジ 



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:52:33.58 ID:WQTOsuUF0

ブン「……あーあ、行っちゃったか」 

ブン「俺もいつか遊びに行きたいなー、桐生さんの言ってた神室町」 

フーム「だから、ブンにはまだ早いの!」 

ブン「分かってるっての、姉ちゃんはうるさいんだから…!」 

ブン「行くときはカービィも一緒に行こうな、キャバクラとかパチンコとか!」 

カービィ「きゃば…?ぱち…んこ…?」 

カービィ「…ぽよ!」 


☆終 



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 04:53:24.91 ID:WQTOsuUF0

明日…というか今日の10時からバイトなのになんでこんなん書いたんだろ俺 



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/30(土) 05:00:16.34 ID:0TZjkgY+0

乙 
バイト頑張れ 



転載元
桐生一馬「ププビレッジ…?」カービィ「ぽよ…?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364575326/