食霊の門への扉を開き、中へと入っていく一同。
魂のみの形になったが姿はそのままの様子。

小松「あれ…これが魂の姿…?」

ドンスラ「いかにも」

「実体と1ミリも変わらぬような…」と言いつつ腕に触れるユダ。

「ふむ…ちゃんと触れるのう」

アサルディー「すぐに分かるさ」

ドンスライム「さっそく出発するぞ」


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食霊の門の向こう側、そこは無限にも感じる途方もなく巨大な空間。

あまりのスケールに圧倒される人間界の料理人たち。

ユダ「ぬう…まるで宇宙じゃの」

のの「す、凄いですね…」


ドンスライム「こっちだ」

そう言いながらスタスタと歩き始めるドンスライム。

1時間後…スタスタスタ

6時間後…スタスタスタ


18時間後…スタスタスタ


77時間後…スタスタスタ



小松「あ、あのドンスライムさん…」

ドンスラ「ん?」

小松「”アナザ”のいる場所までどのくらい歩くんですか?」

ドンスラ「そうだな…だいたい歩いて300年ぐらいだ」

驚く一同「300年!!?」

小松「300年歩き続けるってことですか!?」

ドンスライム「”体感”ではな」

「だがここの時間の流れるスピードはブルーグリルよりもさらに遅い」

「実際の世界で言えば3時間ぐらいのものじゃ」

小松「いや、でも体感で300年…」

そこでユダがある疑問を口にする。

ユダ「しかし…アナザの調理も数万年という単位で行われると聞く」

「いくら時間の流れが”体感”に過ぎないとはいえ、現実世界の時間の流れに対応して腹が減るのでは? ワシらはグルメ騎士とは違って1週間飲まず食わずに歩くなど1ミリもできぬが…」

ドンスライム「それも説明しよう、と言いたいところだが…」


その時、目の前に屈強そうな食霊の群れを発見する小松「皆さん!!」

わぶとら「猛獣!?」

アサルディー「いや、魂の世界に猛獣はいない」

「いるのは”生”に飢えた食霊のみ」

のの「食霊…!」

さっそくビビる小松たちだが、ドンスライムや十貝五人衆はまるで動じる様子がない。

襲い掛かって来る食霊たち。
身構える料理人らをドンスライムが制止する。

「五人衆にまずはお手本を見せて貰おう」

それぞれ包丁を取り出す五人衆。
襲い掛かる食霊たちを一気に切り刻んでいく。

ユダ(なんという攻撃のスピード…いや、これは…調理…!?)

小松らも一瞬で食霊が”調理”されたことに気付く。
一瞬で三枚におろされ、焼き斬られ、調味料のついた包丁でカットされていく。

ドンスライム曰く、この食霊を調理したものが”霊食”。
食霊の門ではこの霊食こそがエネルギーの源であり、食霊を調理できぬものは飢え死にするか食霊に乗っ取られてしまう。
また、魂の世界では身体は全てエネルギーを具現化したもの。
食霊によって負った傷も”実体”には影響せず、霊食を食してエネルギーを補うことで回復するとのこと。

ユダ「なるほど…”霊食”を調理できねば死ぬと言ってたのはこのことか…」

ダマラスカイ「しかしそう都合良く食材(食霊)が現れるとは限らないのでは?」

ドンスライム「いや、食霊はこの広い魂の世界で常に”生のエネルギー”を欲しておる」

「これだけ生命エネルギーに満ち溢れた者達が集団でいれば自ずと食霊たちも寄って来る」

「言ってるそばから…ほれ お出ましじゃ」

数十ものトロール軍団が現れる。
先ほどの現れた者よりもよっぽど屈強そうな食霊たち。

料理人たち「な…!!」

ドンスライム「ふっふっふ…あれしきの食霊、”調理”できぬようじゃ魚宝”アナザ”の捕獲など到底不可能!!」

「どれ、お主たちの修行の成果を見せてもらおうか…!!」

グルメ騎士たちがいない数日間、ひたすら食霊の調理を学んでいたことを思い出す一同。
それぞれが包丁を取り出し、食霊たちを迎え撃つ。

一同「行くぞ!!」

トリコ 350 ネタバレへ続く!!