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20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:33:33.16 ID:kNQeXAr20
垣根「俺に言われても」



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:35:06.86 ID:6LEmsM9KO
待っていた
このスレを
長かった…



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:40:26.73 ID:kNQeXAr20
麦野「男の知り合いお前しかいないし」

垣根「いやだからって俺に言われても。っつか誰よ浜面って」

麦野「役に立たねえクソメルヘンだな。コーヒー奢ってあげてるでしょ!」

垣根「ファーストフードの100円コーヒーじゃねえかよ……。お前でもこんなとこ来るのな」

麦野「これでも女子高生なんだけど」

垣根「えっ」

麦野「あ?」

垣根「いや何でもないですすんません」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:46:05.44 ID:kNQeXAr20
麦野「いいから私に有益な情報吐けよ」

垣根「どうでもいいが浜面って誰だよ」

麦野「浜面は浜面よ。うちの下っ端の」

垣根「知らねえよ」

麦野「……これ、写真」 ピラッ

垣根「どれ。……ふーん。冴えねえ面してやが」

ビシュッ!

垣根「うぉっ! こんなとこで能力使うな死ぬわ!」

麦野「じゃあ浜面のこと馬鹿にしないでくれる? 一応そんなんでも私の部下なんだから」

垣根「へぇ……」 ニヤニヤ



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:49:31.12 ID:kNQeXAr20
麦野「な、何よ……ニヤニヤしやがって気持ち悪ぃクソだな。死ねよ。口臭ぇんだよ羽もぐぞゴミクズ」

垣根「ツンはもう少しソフトにお願いします」

麦野「んで、浜面の顔は分かったでしょ。なんとかなんない?」

垣根「そうだな。協力してやってもいい。だが一つ条件がある」

麦野「……報酬ってわけね。いいわ、言ってみなさい」

垣根「一発ヤラs」

ビシュゥゥッ!

垣根「最近ボランティアが趣味なんだ。協力してやるよ」

麦野「そう。悪いわね」 ニコッ



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:54:32.99 ID:kNQeXAr20
垣根「っつかこいつアレじゃねえの? 能力追跡の女と付き合ってなかったっけ?
    滝壺っつったよな。あっちも結構可愛……」

麦野「…………」

垣根「あん? どした?」

麦野「……ジワッ」

垣根「おいっ! 何泣いてんの!? ちょっ! テメ俺が泣かしてるみたいじゃねえかよ!」

麦野「……悪い。グスッ……でもあいつら毎日見てて腹立つくらいイチャイチャしてんのよ。泣きたくもなるわ」

垣根「ああ、お前ら毎日ファミレス溜まってんだっけ? そりゃ不憫だな……」



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 00:58:51.01 ID:kNQeXAr20
麦野「滝壺が幸せオーラ出しててムカつくから奪ってやろうかと」

垣根「えっ、そんな理由?」

麦野「……そ、そうよ! じゃなきゃ誰が浜面みたいな脇役面なんかに!
    そりゃ結構気は利くし? 身長も大きくて頼りがいあるし? 意外と優しいとこあるけど……」

垣根(あーこれマジで惚れてんな)

麦野「だからってこの私が無能力者如きを好きになるわけないでしょ!」

垣根「おーけーおーけー。分かった分かった」 ニヤニヤ

麦野「なんかムカツク顔だな……まあいいわ。で、何か思いついた?」

垣根「そうだなぁ……」



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:04:30.44 ID:kNQeXAr20
垣根「こいつって童貞?」

麦野「うん。童貞だよ」

垣根「即答しやがったな」

麦野「あいつの童貞臭はハンパじゃないからね。
    胸見すぎ太腿見すぎ。猿かっつの。それに滝壺のやつに告白したって話も聞かないし
    今がチャンスだと思って」

垣根「そうか。んじゃちょろっと色目使ってやりゃ一発じゃねえの?」

麦野「色目って?」

垣根「だから、乳と脚出して酒でも飲ましてホテルでもシケこんで来いよ」

麦野「どこのビッチだ私は。そんな安くないわよ」

垣根「いやどう見てもビッc」

ビシュゥゥゥウウウ!

垣根「まあ麦野は清純派だもんなぁ」

麦野「そうなのよねぇ。困ったわぁ」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:10:59.38 ID:kNQeXAr20
垣根(クソッ、こいつ段々出力上げてきてやがるな)

麦野「大体おかしいと思わない? 何で滝壺なのよ。
    私の方が美人じゃない」

垣根「そういうの真顔で言っちまうとこに原因あんじゃねぇの?」

麦野「滝壺は可愛い系だからそっちのほうが好みか。服の系統変えたほうがいいかな」

垣根「っつか、お前普段こいつをどんな風に扱ってんの?」

麦野「ドリンクバー行かせたり、運転手代わりに使ったり。あとは買い物で荷物持ちとか、
    冷蔵庫の中身が切れそうになったら呼んだり、トイレットペーパーお一人様1つまでの時の10週くらいさせたり……」

垣根「うん、それ無理」  



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:15:11.77 ID:kNQeXAr20
麦野「何が」

垣根「他の連中もこいつをそんな風に扱ってるのか?」

麦野「うん。滝壺以外はね。だって浜面私らのパシリだもん。それが仕事」

垣根「そりゃ俺でも能力追跡の方いくわ」

麦野「はぁ!? アンタどっちの味方なんだよ!」

垣根「出来れば浜面って男に味方してやりたいね」

麦野「そんなことどうだっていいでしょ! いい加減浜面が私に跪いて足を舐めたくなるような良い作戦出しなさいよ!
    言っとくけど、出なかったらコーヒー代1兆倍にして返してもらうから」

垣根「ブフォッ! 成果報酬かよこれ……飲まなきゃよかったぜ」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:20:30.57 ID:kNQeXAr20
麦野「学園都市暗部舐めんなよ。私らにタダなんて言葉ねぇんだよ」

垣根「小さすぎるぜ第四位ェ……あー、分かったよ。んじゃ一つ」

麦野「ふんふん」

垣根「明日もうちょっとこいつに優しくしてやんな」

麦野「優しくねぇ……」

垣根「そんな顔すんなよ。優しくされて嫌がる奴なんていねぇだろ?
    お前だってそいつのそういうとこに惚れたんじゃねぇのか?」

麦野「……別に、惚れてなんかないっつの」

垣根「とりあえず試してみろって。今より悪いことにゃならねぇからよ」

麦野「……わかった、やってみる……ありがと」 ボソッ



24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:26:04.43 ID:kNQeXAr20
よくじつ!ふぁみれす!

麦野(って言われたけど……)

フレンダ「今年はサバの水揚げ量が少ない所為でサバ缶の値段上がりそうな訳よ」

絹旗「最近は目ぼしい映画無いですねー。ヤマトあたりから超B級臭はするんですが」

滝壺「成層圏あたりから電波が来ています……」

浜面「おらよー、ドリンクバーお待ちー」

フレンダ「ご苦労浜面」

絹旗「遅いです。喉が渇いて干上がるところでした」

滝壺「ごめんね浜面。ありがとう」

浜面「おう」

麦野(……どうしたもんかしら)



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:29:13.30 ID:kNQeXAr20
滝壺「むぎの? どうしたの?」

麦野「え? いや別に何でもないよ」

フレンダ「こら浜面っ! 結局、麦野のグラスが空だよ! さっさと行った行った」

浜面「えー、まとめて言えよ」

フレンダ「ほほう、麦野に文句垂れるなんていい度胸じゃない」

浜面「げっ、しまった!」

フレンダ「麦野! これはオシオキカクテイな訳よ! 本日の罰ゲームはどうする?」

浜面「うう……」

滝壺「はまづら……」



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:32:12.07 ID:kNQeXAr20
麦野「……」

フレンダ「およ、麦野?」

麦野(浜面に優しく……ま、まさか今がその時なのかしら?)

絹旗「なんだか様子が超おかしいですね」

浜面「しゃぁねえ……麦野、グラス貸せよ」

麦野「いい」

浜面「は?」

フレンダ「へ?」

麦野「自分で行く」 スッ

絹旗「なんと……」

フレンダ「しょ、正気麦野!?」

浜面「新手の罰ゲームが始まってんのか……?」



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:36:00.23 ID:kNQeXAr20
麦野「違うわよ。ちょっとフレンダ邪魔。出られないでしょ」

フレンダ「ご、ごめん。え? マジ?」

浜面「麦野、無理しなくてもいいんだぞ? いやむしろ行かせてくれ。お前が持って帰ってくる飲み物を飲まされるかもしれない恐怖に
    襲われながらじっと座ってるなんて無理だ!」

絹旗「ああ、そういうことでしたか。超納得」

麦野「違うっつってんだろ」 スタスタスタ

浜面「お、おい麦野!」

麦野(言った! 言ってやったわ! こういうことよね!?
    これで浜面も私の優しさに感動して惚れちゃったんじゃないかしら……なんてなんて) キャー



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:41:52.36 ID:kNQeXAr20
麦野(ところでドリンクバーまで来たはいいけど、これどうやって使うのかしら。
    えっと……ホットレモンティーはこれよね……? このレバー何かしら) クイッ
 
麦野「あっつっ! な、何よこれ! 喧嘩売ってんのかコラァッ!?」

浜面「どうした麦野!?」

麦野「知らないわよ! これ触ったら熱いのが!」

浜面「……ああ、お前マジでドリンクバー行ったことないのか」

麦野「え?……ま、まあ無いと言えばないかしら。アンタ来るまではフレンダとか絹旗に行かせてたし」

浜面「そうかよ。ほら、貸してみ。これはグラスでこうやってレバー押すんだ。そしたらちょうど飲み物入るだろ」 ジョボボボ

麦野「な……なるほどね。で、でももちろん知ってたわよ。アンタが私の危機にちゃんと駆けつけてくるか
    その忠誠心をテストしてただけだから」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:48:18.43 ID:kNQeXAr20
浜面「あーそうかよ。ま、お前が悲鳴あげてたらさすがに焦って飛んでくに決まってんだろ?」

麦野「え……それどういう……」 ドキーン

浜面「もし凶悪な能力者に襲われてたら滝壺が危ないからな。
    俺たちで守ってやんないと」

麦野「……」 ピシッ!

浜面「滝壺はか弱い女の子だからなー。
    俺もアイテムの下っ端として盾くらいにはなるぜ」

麦野「……」 ワナワナ…

浜面「あ、そういや麦野。ホット飲むときはそっちにカップがあるからそれ使えよ。
    はははっ、麦野って結構世間知らずだよなー。ま、レベル5は案外そんなもんかもしれね……麦野?」

麦野「はーまづらぁ」 ユラ…

浜面「な、何を……怖い顔をしていらっしゃるんでしょう……?
    気のせいかグラスにヒビが入っているような……」

麦野「ブチコ



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:51:39.44 ID:kNQeXAr20
垣根「うん。もういいわ」

麦野「ちょっとどういうこと? 浜面の奴あれから怯える子犬みたいな目で私のこと見てくるようになったんだけど」

垣根「向こうに全く原因が無いとは言わねぇが、お前やっぱすげぇわ」

麦野「褒めたってコーヒー代はまからないわよ」

垣根「今のが褒め言葉に聞こえたならもう一回保育園からやり直せ」

麦野「何よ滝壺滝壺って。私だってか弱い女の子だってわかってんのかしら」

垣根「か弱いという言葉に謝れ」

麦野「テメェの言った通りにしたのにこのザマかよ。ハッ、役立たず」

垣根「うわぁ。うわぁ」



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 01:57:11.08 ID:kNQeXAr20
麦野「まあでも優しくするってのは悪くなかったわ。あいつらの私を見る目も少し変わったみたいだし」

垣根「へぇ、そうなのか」

麦野「ええ。私の優しさに感動したのかしら、やたら困ってることは無いかとか欲しいものは無いかとか訊いてくるようになったから。
    時にはアメも必要みたいね」

垣根「とびっきりキツいムチになっちまったみたいだな」

麦野「で、次は?」

垣根「ねぇよ。地道に続けろ。そうすりゃどうにかなる」

麦野「嫌よ。ちまちまポイント稼ぐのは嫌いなの」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:01:21.32 ID:kNQeXAr20
垣根「お前ってサッカーとか嫌いだろ」

麦野「ええ。試合時間50分とかふざけてんじゃないかしら。
    野球なんて狂気の沙汰だわ。私が一番好きなスポーツ中継は相撲よ」

垣根「まあ一瞬で決着つくわな……。しかしさすがにそんなすぐにケリ着く方法はねぇぞ?
    それこそお前が服脱いで迫れば一発だとは思うが……」

麦野「ふざけんな。嫁入り前の体に何させる気よクソ虫が。
    キンタマ潰すぞミジンコ」

垣根「お前が嫁に来る家に同情するわ」

麦野「もうちょっと浜面との関係を一歩進める良い手は無いもんかしらね」

垣根「そうさなぁ」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:05:14.72 ID:kNQeXAr20
垣根「しゃぁねえ。使いたくはなかったが、アイツを呼ぶか」 ピッ

麦野「アイツ?」

垣根「ああ。俺のオトモダチってやつだ」

麦野「アンタその性格で友達いたのね」

垣根「今お前物凄いこと言ったぞ」

麦野「はぁ? で、誰よ」

垣根「まあ友達ってのは冗談だが、暇そうなやつに一人心当たりがあるからそいつ呼ぶわ」

麦野「いいけど、役に立つんでしょうね?」

垣根「二人で考えるよりマシだろ」



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:06:01.38 ID:LRwGlrcC0
いいなあこのやりとり



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:08:51.48 ID:kNQeXAr20
――――

一方通行「……」

垣根「呼んだ」

一方「おいコラクソメルヘン……」

垣根「なんだよ。暇だろ。いいから座れ。コーヒーでいいか?一杯100兆円らしいけどよ」

一方「何で俺がこンなとこに来なくちゃいけないンですかァ? 納得いく説明できンだろォなァ?」

垣根「いや来てんじゃん。このツンデレめ☆」

一方「オマエが能力で俺ン家のトイレのドアとこの店の自動ドア繋げたンだろォがっ!」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇからな」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:14:19.63 ID:z3p3X90s0
ていとえもんだと…?



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:15:29.70 ID:kNQeXAr20
一方「便利な能力だなクソッタレが! 帰ンぞ」

垣根「おい、お前俺に借りがあるだろ」

一方「オマエに借りなンか作るくらいなら舌噛んで死ぬって決めてンだよ俺は」

垣根「この前お前んとこの幼女にお歳暮の菓子送ってやったのは誰だ?」

一方「……」

垣根「しかも今幼女からOLまで大人気の繚乱家政女学校卒業生によるロイヤルメイドケーキだ。
    ああ、さぞ喜んだろうな。目に浮かぶぜ。お前の同居人の女どもの笑顔がよ」

一方「ク……ソが……!」

垣根「さぁ座れよ相棒。コーヒーでいいな」

一方「マフィアのやり口じゃねェか!」

垣根「何とでも言え。俺一人ではそろそろ限界だ。 さぁ麦野、こいつが一緒に考えてくれるってよ」

麦野「いやいらないし。誰アンタ。邪魔、帰ってくれる?」

一方「」

垣根「」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:16:25.67 ID:dZ/LK8LsO
このていとくんは間違いなく学園都市最強



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:21:35.06 ID:kNQeXAr20
垣根「おいおい麦野。学園都市第一位の顔知らねぇなんて言わせねぇぞ?
    ちょっと社会に溶け込めねえ変態だがいねぇよりマシだろ?」

一方「マジで殺すか?」

麦野「ええ? こんな男だか女だか分かんねぇモヤシが何の役に立つっての?
    童貞のイカの臭いが鼻につくんだけどー」

一方「よォし上等だ三下がァっ! 二度とそんな口聞けねェように愉快なオブジェに変えてやンよォッ!」

垣根「落ち着けって。麦野、お前は浜面と付き合いてぇんだろ?」

麦野「……まあ、うん」

垣根「じゃあこんな社会不適合者でもクソの足しくらいにはなる」

一方「オイコラ」

麦野「……そうかもね」

垣根「よし。それじゃ作戦会議だ。おいモヤシ、座れ、お前のコーヒー持ってきてやるからよ」

一方「オマエは後で殺すけどな」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:25:34.69 ID:kNQeXAr20
垣根「んじゃとりあえずお前ら二人でやってくれ。ついでに俺はしょんべんだ」

一方「クソがっ! 下水に流してやるから覚悟しとくンだな」

麦野「…………」

一方「……イライライライラ」

麦野「…………」

一方「……イライライライライライラ」

麦野「…………」

一方「……チッ、おい」

麦野「あァ?」

一方「何の用だよ。オマエが何か用があるから呼ンだンだろォが。さっさと話せよ。俺も暇じゃねェンだ」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:29:33.14 ID:kNQeXAr20
麦野「ふーん……」

一方「……あァ? 不愉快な視線くれてやがンな。文句あンなら帰ンぞ」

麦野「まあ童貞代表の意見だと思って聞いてあげるわ」

一方「ここが街のど真ン中じゃなかったらオマエらとっくに殺してンぞ」

麦野「実は」

―――せつめい!

麦野「というわけなの」

一方「ンなくっだらねェことのためにウチのトイレをどこでもドアにしやがったのかあのクソメルヘンは……」

麦野「んでね、何かいい方法ないかなって思ってんだけど。どう思う?」



46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:32:17.70 ID:LRwGlrcC0
あれ 一方さんトイレはいいの?www



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:37:50.94 ID:FR9Pff6r0
ベクトル操作で戻したんだろ



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:37:49.44 ID:kNQeXAr20
一方「あァ……そォだな。まァウチにも女の端くれみたいなのが二人いるが、何か言ってやがったな……」

麦野「お、いいわね。何々?」

一方「あー……何だっけか。ギャップがどうとか言ってたぞ? 男はギャップに弱いじゃンとか何とか。
    酔っぱらいの意見だから鵜呑みにはできねェけどな」

麦野「ふむ、ギャップか。悪くない意見だな」

一方「まァオマエどう見ても強暴そうだからな。ちょっと女らしくしてみたらどォだ?
    クソッ……何言ってンだ俺は……」

麦野「一理あるわね。ねね、どんな女の子がタイプ?」

一方「ンなっ……! くっだらねェ……」



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:45:03.75 ID:kNQeXAr20
麦野「参考までによ。あいつもアンタと同じ童貞だからさ。童貞なんてみんな同じようなイカ臭ぇ考え方してんでしょ?」

一方「悪意に満ちた面しやがって……ンなこと言ってるから相手の男に愛想尽かされて……」

麦野「……ジワッ」

一方「……チッ、あァほらアレだ。一般論だと思って聞けよ? 俺の意見じゃねェからな。
    普通はまァ……なンだ。明るくて、優しくて、笑った顔が悪くねェ感じの……そンなンがいいんじゃねェか?」

麦野「ふぅん。で? で? それ誰のことぉ?」 ニヤニヤ

一方「クソみてェな笑顔だそれは。」

麦野「でもまあそうね……アンタのその意見」

一方「あァ」

麦野「イカ臭ッ!」

一方「……ピキッ!」

麦野「んな女いるわけねぇだろ。可愛くて明るくて優しくて頭もスタイルの良い完璧な女の子なんているわけねぇっつの。気持ち悪っ」

一方「おォ……そろそろデビルマンになっちまいそォだ」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:50:42.85 ID:kNQeXAr20
麦野「……けど、演じてみるのは悪くないわね」

一方「あァ?」

麦野「幸い私は美人でスタイルも頭も良いわ。性格だけあいつ好みに変えればいいのよ」

一方「こンなに自分を省みねェ奴は初めてだ……」

麦野「アンタ童貞だと思ってバカにしてたけど、なかなかいいこと言うじゃない。
    ギャップってのは盲点だったわ。優しくというよりその落差が重要なのよね」

一方「俺の意見じゃねェけどな」

麦野「さすがね第一位。やっぱ第二位の脳内お花畑とは格が違うって感じ?」

一方「当然だろォが。……おい、あのクソメルヘン遅くねェか?」

麦野「確かに。トイレにしては長すぎる」

一方「悪ィな四位。ちょっと急用ができた」

麦野「やっぱり?ちょうどそんな気がしてたのよ」

一方「あァ。クソ虫の駆除だ。ストレス解消の機会を与えてくれた礼に、武運くらいは祈ってやンよ」



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 02:54:35.04 ID:kNQeXAr20
よくじつ!まちなか!

浜面「うー……なんだ麦野の奴急に呼び出して……とうとう俺死ぬのか?」

麦野「はーまづらぁ」

浜面「ひぃっ! ナンマンダブナンマンダブ!」

麦野「ごめぇん、はーまづらぁ。待った~?」

浜面「へっ?」

麦野「お花にお水あげてたらぁ、遅くなっちゃったのー。ごめんね、テヘッ☆」

浜面「」



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:00:05.51 ID:kNQeXAr20
麦野「あーん、走ってきたら足が痛くなっちゃったー。はーまづらぁ、おんぶしてよぉ~」

浜面「……ゴクリ」

浜面(なんだ……何が起こっている。新手の能力攻撃か……?
    落ち着け、素数を数えるんだ。これは麦野の罠か? いや、そうだとして何故こんなキャラ?
    麦野の格好も今日はやけに露出が高くてギャルっぽい。
    普段のお姉さん系の麦野のほうが好みなんだが……いやいやそんなこと考えてる場合じゃねえ。
    待て待て待て。でもこの胸の谷間はなかなか。へそのチラ見せもそそるぜぇ……。
    だ、ダメだ。それこそが麦野の罠! ここで鼻の下を伸ばそうものなら原子崩しでブチコロだ。
    落ち着け。短いスカートから覗く真っ白いムチムチの太腿なんて見えねぇ。
    素数を数えるんだ。ところで素数ってなんだ?」

麦野「はーまづらぁ? 息が荒いよぉ? どぉしたのぉ? 熱でもあるのかにゃー」 ピトッ

浜面「!!!!!!????」

浜面(デコがっ! 麦野のデコが俺のオデコとオデコのしわとしわを合わせて幸せぇぇぇエエエエ!!!!」



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:02:08.19 ID:h/dmv+QfO
後半声に出てますwwwww



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:06:24.74 ID:kNQeXAr20
麦野「熱は無いねぇ~。はーまづらぁ、デートに緊張してるのかにゃー?」

浜面「し、してねぇよ!」

麦野「そっかぁ……」

麦野(オラオラぁっ! 可愛いだろぉ!? エロいだろぉっ!?
    テメェのギラつく視線が谷間に向いてることなんざとっくにお見通しなんだよぉっ!
    さっさと私に惚れろやカスがぁっ! 汚ェ祖チン勃起させて犬みてぇに呼吸してろよ浜面ぁっ!)

浜面(やべぇ……やべぇ……。どうしよう。見た目とキャラはともかくなんか麦野の仕草が可愛いぞ。
    とにかく警戒を怠らないようにしよう。じゃないと死ぬ。選択肢を間違えたら即デッドエンドか。
    やべぇ……もうちょっとチャラいルートが良かったなぁ……)

麦野「じゃ、はーまづらぁ。いこっか」

浜面「あ、そ、そうだな。ところでどこ行くんだ?」

麦野「え?」



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:11:09.55 ID:kNQeXAr20
浜面「いやだからさ。何か用があって俺を呼んだんだろ?」

麦野「そ、それは……」

麦野(しまったぁぁあああああ!!! キャラ作るのに精いっぱいで何も考えてねぇっ!
    落ち着け私。素数を数えるのよ。私は学園都市第四位レベル5の原子崩し。
    その演算能力は230万人の頂点。誇りにかけて、最良の結果を導き出すっ!)

麦野「用が無かったらぁ……浜面とお出かけしちゃダメなのかなぁ?」 シュンッ

浜面「はうっ!」

浜面(うぉおおおおおおおおおお!! 可愛い! 可愛いぞ麦野ぉっ!!!!
    正直キュンときた! 上目使いずるい! アヒル口は下手くそだけどその目線はらめぇぇええ!!)

浜面「いや、そんなことないぞ。んじゃちょっとブラブラするか」

麦野「う、うん」

麦野(あれ……くそ、外したか? 反応が薄いな。デートなんてしたことねぇから分からねぇっつの)

浜面(おちつけおちつけおちつけおちけつ)



57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:15:53.46 ID:kNQeXAr20
らーめんや!

浜面「こ、こんなとこでごめんな。女の子とどこ行ったらいいのか分かんなくてさ……」

麦野「う、ううん」

浜面(言ったもののオシャレな飯食うとこなんて知らねぇし……。
    麦野なんか普段いいもん食ってるだろうから一杯650円のラーメンなんか嫌だろうなぁ……) チラッ

麦野「…ズズッ!…ズゾゾゾッ! ハムッハフハフッ!」

浜面「めっちゃ食ってるぅぅうう!!???」

麦野(うまっ……ジャンクフードも悪くないわね。ここは一人でも来よう。なかなか良い店知ってるじゃない浜面)

浜面(まあ喜んでるみたいだしいいか……)



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:19:10.96 ID:kNQeXAr20
まちなか!

麦野「ふはー! お腹いっぱい! 美味しかったー!」

浜面「はは、よかったよ、替え玉までしてたもんな。麦野って案外食うんだな」

麦野「し、仕方ないでしょ。朝から緊張して何も食べられなくてお腹減ってたんだから……」

浜面「へ?」

麦野「まあこのお店も悪くなかったわよ。いいとこ連れてきてくれてありがと」

浜面「……む、麦野?」

麦野「ん?」

浜面「キャラが……それに緊張してって……」

麦野「あ……~~~!!!」



59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:23:03.99 ID:kNQeXAr20
麦野「あ……あう……ち、違うのよこれは……その……」

浜面「えと……やっぱキャラだったんだよな」

麦野「ち、違……だから、その……! 超能力がっ……! 能力の所為でっ!」

浜面「いやいやねぇだろ」

麦野「だ、だから……! ブチコロス!!」

浜面「なんでだよ! む、麦野はそっちのほうがいいって!」

麦野「なっ……!!」

浜面「キャラなんか作らなくたって……呼ばれりゃいくよ、麦野の命令だろ」

麦野「あ、あの……それは……その」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:28:52.49 ID:kNQeXAr20
麦野「ば、バカじゃないの!?」

浜面「ば、バカだけどよ。まぁ麦野可愛いし……嫌ではねぇっていうか」

麦野「~~~!!!」

麦野(か、可愛いって……今私のこと可愛いって!?
    ど、どどどどうしよう! 第一位! 垣根! こんなときどうすりゃいいの!?」

浜面「つ、つーか! 今日何の用だったんだよマジで! さっきのがキャラだったんなら……何かあるんだろ」

麦野「え……えと……あ、あるけど、無いというか」

浜面「このラーメン屋は最後の晩餐のつもりだ! さあ俺を煮るなり焼くなり好きにしろっ!」

麦野「す、好きに……!?」

浜面「ああ、覚悟はできてる!」

浜面(本当は超怖ぇけど……。だが麦野がサシで呼び出すってことはよっぽどのことだ。
    何かくだらねえミスでもしちまったのかな……)



62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:34:16.78 ID:kNQeXAr20
麦野(ど、どど……どうする!? 告白しちまうか!? い、いや早くね? 
    で、でもこれは浜面と距離を縮めるチャンス……!! うまくいく可能性だって十分ある!
    よ、よし……)

麦野「浜面!!!」

浜面「は、はひっ!」

浜面(ああ、俺の人生もここまでか……。さらば青春)

麦野「――――


1.告白する
2.告白しない


風呂行ってきます。
>>80までで多い方か、戻ってきた段階で多い方のルートに進みます。
ではまた後で。



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:35:57.67 ID:3phj1zLhO
1

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:36:23.30 ID:ZOh9088D0

頼むぞ


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:37:01.25 ID:iVZoOmNnO
1

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:37:26.97 ID:GMG5XCX+0
111111111111111

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:37:35.12 ID:nNbF5C3C0


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:37:56.67 ID:dKot0M0eO
111111

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:38:12.36 ID:rSnS1Uiu0
1!

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:39:07.51 ID:tggQya6O0


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:39:20.72 ID:Xwm9cBloO
おまえらわかってない
これは2だ


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:40:21.31 ID:oNxVXX9R0
2

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:40:51.40 ID:j+3yLTpt0


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:54:16.14 ID:LRwGlrcC0
あえての2

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 03:55:24.27 ID:8voSdtvl0
2

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:00:00.77 ID:ZOh9088D0


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:00:24.43 ID:gOA99qoU0
2

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:02:02.99 ID:daUlSiyoP
2


1:9レス
2:7レス



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:21:22.35 ID:kNQeXAr20

麦野「あ、アンタ……滝壺と付き合ってんの?!」

浜面「……え……い、いや……」

麦野「ど、どうなのよ……答えなさい」

浜面「つ、付き合ってねえよ……」

麦野「す……好きなの……? 滝壺のこと……」

浜面「な……なんでそんなこと聞くんだ?」

麦野「いいから!」

浜面「うっ……ま、まぁ……好きか嫌いかで言えば……好きだけど……」

麦野「そ、そうなの……」



88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:23:15.73 ID:kNQeXAr20
浜面(な、なんでこんなこと聞くんだろ……怖いって……)

麦野「は、浜面!」

浜面「な、なんだよ!」




麦野「わ……私にしない?」






89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:26:05.20 ID:kNQeXAr20
浜面「は?」

麦野「だ、だから……私に乗り換えなさいって言ってんのよ!」

浜面「な、何が……?」

麦野「だーかーら! 私を好きになりなさいっつってんだろ!」

浜面「」

麦野「その……滝壺もいいけどさ……わ、私の方が多分アンタのこと……好き……だと思うよ……」

浜面「え……えぇぇぇえええええええええ!!!!!!!!!??????????」

麦野「大きな声出さないでよ。人が見てんでしょ……」

浜面「で、でもよ……ええええぇええええ!!!!!!!??????」



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:29:48.46 ID:kNQeXAr20
麦野「ど、どど。どうすんのよ……返事しろっつの」

浜面「え?え?だって……は? いや、なんで?」

麦野「……何回言わせんの……? アンタが、好きだからよ……」

浜面「で、でも俺たちってそんな仲良かったっけ……?」

麦野「うっ……い、今までのことは……その……ごめん」

浜面「うーん……まいったな」

麦野「……!」

浜面(どどうしよう……テンパってて訳わからん。
    ドッキリの疑いが捨てきれねえ……その辺に絹旗とかフレンダ隠れてねえだろうな?)キョロキョロ



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:32:20.47 ID:kNQeXAr20
麦野「……違うわよ」

浜面「え?」

麦野「こんな冗談言わない。本気で、アンタが欲しいの。
    言わせんなよバカ……」

浜面「麦野……」


麦野「…………」

浜面「……分かった」

麦野「……?」

浜面「俺でよかったら……付き合おう」



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:33:12.55 ID:LRwGlrcC0
なんだと



95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:34:59.95 ID:kNQeXAr20
麦野「ほ、ほんと!?」

浜面「ああ……こんなこと言うと軽い奴みたく思われるかもしれねえけど……」

麦野「何?」

浜面「告白されると嬉しいもんだな。なんつーか……一発で持ってかれた」

麦野「うっ……そ、そう」

浜面「ほ、ほんとに俺でいいのか?」

麦野「いい。アンタがいい」

浜面「そ、そっか……」

麦野「う、うん……」



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:38:02.79 ID:kNQeXAr20
麦野「え、えと……どうしよっか」

浜面「お、おう……そうだな。とりあえず、手でも繋ぐか……」

麦野「う、うん……ほんとにデートだね」

浜面「ああ……今日は時間あるのか?」

麦野「うん。あるよ……」

浜面「じゃあもう少し一緒にいられるな」

麦野「そ、そうね……手繋ぐの恥ずかしいな……」

浜面「確かに……やめるか?」

麦野「ううん……このままがいい……」

浜面「麦野……好きだぞ……」

麦野「私も……好



97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:41:58.14 ID:kNQeXAr20
垣根「おいこら何がおもろいねんこれ」

麦野「あァ!? 成功したんだからわざわざ報告しにきてやったんでしょが最後まで聞けよクソメルヘン」

一方「つゥかよォ……これ相談しなくても最初っから告白してどうにかなったンじゃねェのか?」

麦野「かもねー」

垣根「待てコラクソビッチが。テメェいい加減にしねぇと乳揉むぞ」

麦野「あァ? だからお礼にコーヒー買ってやってんだろが羽毛」

垣根「いらねぇよ! 大体失敗してたらその場で100兆円の負債じゃねえか! 国でも傾くわ!」

麦野「うるせぇなぁ。結果だけ見てそんなこと言われてもねぇ」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:48:52.43 ID:kNQeXAr20
一方「まァそりゃそォだな。四位が必死こいてたのは事実だし、今更ケツの穴の小せェこと言うンじゃねェよ脳内ファンタジー」

垣根「あぁん? やけに肩持つじゃねえか。ははぁん……テメェ買収されやがったな。
    オイコラ、俺のコーヒー一杯の礼よりいいもんだったらタダじゃおかねぇぞモヤシ!」

麦野「大したもんじゃないわよ。ただ繚乱家政の校内カフェのタダ券いっぱいあげただけ。
    ま、アンタらに相談して成功したってのも一理あるからね」

垣根「だったら俺にももっといいもん寄越せよ」

一方「そォいうこった。オマエがよこしてきた一山いくらの駄菓子なんかメじゃねえ量をなァ!
   クソガキも他の女共もアホみてェに喜んでやがった」

垣根「な……んだと……」

一方「これで俺とオマエの間に貸し借りはナシだ。二度と呼び出すんじゃねェぞクソッタレ」



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:52:21.25 ID:kNQeXAr20
麦野「なんとかうまくいってよかったわ。勇気を出して告白してみるもんね。
    
    アンタらも、好きな相手がいるんなら思い切って言ってみるのも悪くないもんよ。

    好きだって言われて悪い気はしないんだから」



?「ね、ねぇ……あんたらに相談したら告白が上手くいくってホント?」

垣根「あ?」

一方「はァ?」

麦野「げっ!」




御坂「つ、次は私の相談に乗って欲しいんだけど……!」





――NORMAL END――



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:53:36.99 ID:kNQeXAr20
告白されると結構好きになっちゃうよね。
みんなも勇気を出してレッツ告白!
じゃ寝るわ。
誰か感動のTRUE END目指してあとは任せた。
御坂編に入るのもよし。



100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:53:06.14 ID:nNbF5C3C0
あーあノーマルエンドだよ



107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 05:26:42.04 ID:vWuO+E0HO
確かにオチは安価選択ミスで予想通りというか、残念な感じだったが、
ていとくんたちとの掛け合いはクソ面白かったのは俺だけか?




105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /28(火) 04:59:55.26 ID:LRwGlrcC0
やだこのファミレス国一つ落とせそうな戦闘力