1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:11:40.47 ID:SIdfqIjX0
    「ドラえもん」「ジョジョ」ッ!
    この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?
    しかしそれは逆に「既出」してるかもしれないという危険を
    常に
覚悟して来ている人ってわけですよね…
    おれはもうできている


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:12:24.44 ID:SIdfqIjX0


    「ドラえもーーーん」
    (またのび太くんが泣きついてきた。どうせジャイアンにでもいじめられたのだろう。すぐに僕を頼るのが悪い癖だ。ここは簡単にひみつ道具を出さないのが彼のためだろう。と、思ったらどうやら今回はちょっと違うらしい。まあ話だけ聴いてあげよう。)
    「出来杉のやつとSBRの話をしてたら、しずかちゃんが“ねえ、何の話してるの?”って訊いてきたんだ。」
    「待て、SBRとはなんだ?」
    「ジョジョの第七部だよ。」
    「ジョジョってあの絵柄がキモい漫…」
    「……!」
    (…どうやら言ってはいけないことを言ってしまったようだ。)
    「ヒドい!ドラえもんまで!しずかちゃんと同じこと言うんだ!」
    (しずかちゃんもジョジョの絵がキモいと言ったのか…まあ、心優しいしずかちゃんのことだからもっとオブラートに包んで言ったと思うが……)
    「で、要するに僕のひみつ道具でしずかちゃんにジョジョのおもしろさを伝えろと?」
    「ちがうよ。ドラえもん。」
    (ちがうのか?)
    「そのあと出来杉のやつが“確かにあまり馴染みにくい画風だけど、読んでみると以外とおもしろいんだよ”って言ったんだ。そしたらしずかちゃんなんて言ったと思う?“出来杉さんがそう言うなら読んでみようかしら?”だって!そのあとも出来杉のやつと…」
    (長くなりそうなのでこの辺でのび太くんの話を聴いてるふりにすることにした。何が言いたいんだ?こいつはアホか?それにしてもそんなにジョジョっておもしろいのかな…ちょっとのび太くんに借りて読んでみるか…)


    この時、まだ誰も今から始まる奇妙な物語のことを知る者はいなかった…


    「ドラえもん。もうこんな時間だよ。」
    「ちょっと今、吉良吉影と戦っているところだから静かにしてくれ。」
    「しょうがないなあ。先に寝てるよ。」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:13:26.96 ID:SIdfqIjX0

    【あと9日】


    ジリリリリリリリリリ……

    めざまし時計が鳴っている…………うるさい…
    ぼくは半分無意識にめざまし時計を止めた。

    「のびちゃん。急がないと学校に遅れるわよ。」
    「はーい。ママ。」
    ぼくはめざまし時計で時間を確認した…
    もうこんな時間か……このめざましうるさい上にちゃんと起こしてくれないなんて…不良品だな……ドラえもんに頼んでもっと静かに起こしてくれるめざまし時計をもらおっと……
    今から急いで学校に行ってもどうせ遅刻だしもう一回寝よ……タイムマシンを使えば遅刻しないし……
    「のび太!いいかげんに起きなさい!」
    「わかったよ…ママ……」



    『この時まだのび太は異変に気づいていない……』
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:14:24.01 ID:SIdfqIjX0
    「このばかもん!」
    先生の声が教室に響きわたる。遅刻した上に宿題忘れたから仕方がない。
    「きみたち!いくらこの時期とはいえ3人も遅刻をするものがいるなんて気持ちが緩んでいるぞ!」
    どうやらジャイアンとスネ夫も遅刻らしい。珍しいな…しかも3人いっしょになんて…
    まあそんなこともあるのだろう。
    「なあ…のび太……」
    ジャイアンが話しかけてきた。
    「なんか変じゃないか?」
    変?ジャイアンが言った言葉が一番変だと思うが…
    「別に。」
    「そうか…」
    珍しく元気のないジャイアンは今度はスネ夫の方をキョロキョロ見始めた。どうした?とうとう頭がおかしくなったか?

    ふと教室を見ると出来杉のやつが学校を休んでいた。
    これまた珍しいことだが、まあ出来杉も人間だし風邪になることもあるのだろう。ちょっと季節はずれだが…

    先生も普通に授業を進めていき、ぼくにとって今日という日も何事もなく過ぎていった。ちなみに授業内容は覚えていない。


    『この時まだのび太はまだ異変に気づいていない……そろそろ気づいてほしい…』
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
   

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:15:52.74 ID:SIdfqIjX0
    学校も終わり、ぼくは急いで本屋に向かった。今日は週間サ○デーの発売日だからだ。さっそく家に帰って読むことにした。
    あれ?知らない漫画ばかりだ……間違えて月刊の方を買ってしまったかな?でもコナ○が載ってるし……まあいいや。

    新聞で今日あるテレビを確認するか……あれ?知らない番組ばかりだ………まあいいや。

    「のび太。ドラちゃん知らない?」
    「知らない。」
    そういや朝から見てないな……まあいいや。

    今日は先生に散々怒られたからなあ……明日こそは宿題を持って行かないと大変なことになりそうだ…………………まあいいや。
    もう寝よう。


    『この時まだのび太は異変に気づいていない……なんといういいかげんな性格なのであろう……
    脳ミソ足りないのと……ちがうのオーッ!………この物語の主人公を任せていいものか非常に不安になってきた…………
    まさか気づかないまま【あと9日】が過ぎていくのではないのだろうか…この男の場合本当にありそうで怖い。
    現になにもしないまま一日が経ってしまった。
    しかし今日すでに物語は劇的に動き始めていた………………』
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:17:16.59 ID:SIdfqIjX0

    【あと9日;出来杉サイド】


    ジリ…ピッ!
    んー清々しい朝だ。……何ぃぃいいっ!!!



    めざまし時計の今日の日付が2012年3月14日になっているッ!!





    よし落ち着いて今の状況を把握しよう……

    可能性?;僕は夢を見ている。
      →頬をつねったら痛かったので×
    可能性?;めざまし時計が壊れている。
      →テレビ、新聞、インターネット等を確認しても結果が同じなので×
    可能性?;僕は狂ってしまった。
      →数学の問題も解けるし、記憶もはっきりしてるので×
    ということは……
    「英才。学校に遅れるわよ。」
    「今日は気分がすごく悪いから休むよ…」
    学校なんか行ってる場合じゃあない。僕は非日常的超常現象に巻き込まれてしまったのだ。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:20:49.47 ID:SIdfqIjX0
    『注;ここから長々と出来杉の推理が始まるので忙しい人は飛ばしてください。』
    世界中のほとんどの人にとって非日常的超常現象は無縁なものだ。
    しかし僕の友達にはそんな非日常的超常現象を何十回と体験した男の子がいる。
    恐竜の卵を拾ったり、自分の部屋の畳が別の宇宙の異空間とつながったり……そんな現象を何十回もだ。
    しかしそんなことが起こりえる確率なんてどのくらいのものだろうか…この宇宙ができる確率より遙かに上だと断言できるね。
    ここからは僕の推測だが…これらの現象は単なる偶然ではなく未来からやってきたあの猫型ロボットによるものではないのか?
    そう…ドラえもんには願望を実現する能力がある…んっふ、困ったものです。
    要するに僕の推理ではこの現象の原因はドラえもんじゃあないか?ということだ。

    さて、この2012年のことだが、単なる僕たちの未来の世界とは思えない。
    なぜなら母さんが僕を見ても何も驚かなった。これが逆におかしい。
    もしこの世界が僕たちの未来の世界なら“未来の出来杉英才”がいるわけだ。
    当然この世界に存在しないはずの“小学生の出来杉英才”を母さんが見て何のリアクションもないわけがない。
    よってこの世界は僕たちがいた世界とは別の世界だ。
    ここで考えられる可能性は、?、この世界はパラレルワールドだ。?、この世界は改変された世界だ。
    僕が○をしたいのは?だね。これなら元の世界がまだ残っているから元の世界に戻るだけだ。
    しかしこの場合パラレルワールドに住むもう一人の自分がいるはずだ。だけど僕はまだ会っていない。お互いの世界を交換しあった可能性もあるけど………
    おっと話がややこしくなりそうだからこの辺で止めよう。どうあろうと原因ははっきりしている。ドラえもんだ。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:21:30.93 ID:SIdfqIjX0
    では次になぜ2012年なのか考えてみよう。
    2012年は日曜から始まる閏年だ。よってオリンピックが開催される。
    この年は確かイギリスのロンドンの予定のはずだ。今、インターネットで確認しても変更の予定はない。
    だがしかしオリンピックがきっかけなら、3月14日でなく7月頃の世界になってるはずだ。
    3月14日……ホワイトデーか………しかしこれでは2012年である必要性は感じられない。
    2012年を他の紀年法に変えてもこれといった答えは出ない……

    いやもっと単純に考えてみよう。原因はドラえもんである可能性が高い。
    僕とドラえもんは最近会話をしてないけどなにか前兆があったはずだ……
    そうだ!のび太くんだ!ドラえもんはあまり自分から動こうとしない。
    だからのび太くんがなにかをドラえもんにそそのかした
    ……
    ……ぼくとのび太くんが最近話した話題………………
    …
    ……
    ………ジョジョ?

    ドドドドドドドドドドドドド…


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:22:57.69 ID:SIdfqIjX0
    僕はグーグルで検索を始めた。

    [荒木飛呂彦]
     荒木飛呂彦 に一致するページは見つかりませんでした。
    [ジョジョの奇妙な冒険]
     ジョジョの奇妙な冒険 に一致するページは見つかりませんでした。


    僕は震える手を押さえながらゆっくりキーボードを叩いた。



    [岸辺露伴]
     岸辺露伴 の検索結果 約815,000 件中 1 - 10 件目
    [ピンクダークの少年]
     ピンクダークの少年 の検索結果 約1,120,000 件中 1 - 10 件目


    間違いない。この世界はジョジョの世界だ。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:24:03.98 ID:SIdfqIjX0
    そして、それは同時に2012年3月14日という日付が示す恐怖を表していた。


    第六部の主人公である空条徐倫が刑務所に入れられたのが確か2011年11月だった…
    それから4ヶ月ほど刑務所生活をした後に脱獄……
    そしてその数日後………
    世界は……………終わる………

    まさに今月のことだ…………
    急いでインターネットで次の新月の時を確認した。
    来週の金曜日……あと9日しかないじゃあないかッ!!!





12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:25:39.53 ID:SIdfqIjX0
    すぐにドラえもんのところへ行こうとしたが、ここである一つの考えがよぎった。
    この世界はジョジョの世界だからもしかしたら僕もスタンドを使えるのでは?
    そう考えると体の奥から得体の知れないパワーがあふれ出ようとしてるように感じる。
    たとえるならッ!新品のパンツを履いた元旦の朝のようなッ!
    「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることだあッ!
    ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!
    出来杉英才ッ!おのれのパワ-がどの程度のものかとくと拝見してやるッ!

    『世界(ザ・ワールド)ッ!』
       時よッ! 止まれいッ!







14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:27:03.86 ID:SIdfqIjX0




    静寂の中、時計の針の音と外で鳴くすずめの鳴き声がやけにでかく聞こえた。
    あ…あのすずめの目………
    犬のウンコを踏んだ人をみるかのように冷たい目だ。
    残酷な目だ…「おれがどくのは道にウンコがおちている時だけだぜ」というセリフを言いながらウンコを踏んでるのを見てしまったってかんじの!
    マヌケッ!よく考えたらわかるわーーーーッ!
    自分みたいな脇キャラにザ・ワールドが発動するか!スカタン!
    客観的に自分をみれねーのか バーカ!

    自虐ネタはこの辺にしてもう出発しよう……
    どうせスタンドが発動するのはメインの5人だけなんだろ…………

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:33:26.51 ID:SIdfqIjX0
    出来杉は念のために身を守る用意をして家を出た。


    出来杉がのび太の家に向けて走っていると、道路に猫がいた。
    その猫は高価そうな刀をくわえている。
    我われはこの刀を知っている!
    いや!この奇妙なサヤとこの気味の悪いオーラを知っている!

    「なんだ…あの猫
    …(約0.2秒の間)
    アヌビス神だッ!あのスタンドってそうとう強かったよな(21巻参照)。誰かの手に渡る前に回収しなければッ!
    ん?これって僕の心が乗っ取られるフラグか?まあいいや猫の後を追おう。」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:35:28.23 ID:SIdfqIjX0
    「こらー!このいたずら猫め!また盆栽を割ったな!」
    今怒鳴ったのは空き地の隣に住んでいる神成さんだ。
    「ん?なにかくわえておる……なんだこの刀は……中から音が聞こえるぞ……
    勝手にサヤが抜けた……気味が悪い。交番に届けよう。」

    おちつけ
    おちつくのだ…
    神成よ…

    なんでもないのだ…
    たいしたことはないのだ…
    神成よ…

    「な…なに者だ………どこからか…………声が聞こえるぞ…………」



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:36:11.02 ID:SIdfqIjX0


    おれの名は「アヌビス神」のカード
    冥府の神 墓地の守護神を暗示するカードのスタンド!
    おまえはわたしを抜いた…
    おまえはわたしの本体になるのだ……
    おまえが本体だ…
    おまえは達人になった…
    おまえは剣の達人だ…
    おまえは誰より強い…
    わたしを使って殺すのだ…



    ピキイイイィン スカ! ニャ… バタッ

    「こんな猫死んで当然の野郎さ!
    そこの陰からずっとこっちを見ているそこの少年っ!
    おまえもブッた切ってやりたくなったぞ。」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:38:15.44 ID:SIdfqIjX0


    出来杉はひたすら走っていた。助けを求めようにも平日のこの時間帯、誰もいなかった。誰かいても無駄なのはわかりきっていたが。
    (さてこの状態からあの刀を回収できるだろうか…
    できるわけがないッ!
    そこで問題だ!このスタンドを持っていない僕がどうやってこの危機から脱出するか?)


      3択-ひとつだけ選びなさい

    答え?ハンサムの出来杉英才は突如スタンドが発動する。
    答え?仲間がきて助けてくれる
    答え?死ぬ。現実は非情である。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:39:34.40 ID:SIdfqIjX0

    (僕が○をつけたいのは答え?だが期待はできない…
    たぶんさっきこの世界の異変に気付いた剛くんやスネ夫たちがあと数秒の間にここに都合よくあらわれて
    アメリカンコミックヒーローのようにジャジャーンと登場して「待ってました!」と間一髪助けてくれるってわけにはいかねーゼ
    逆にのび太くんはまだこの世界の異変に気がついてないのかもしれねえ)

    「やはり答えは?のこのまま逃げるしかないようだな。」

    「やあ。先回りしてたよ少年。」
    「できるわけがないッ!」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:40:15.52 ID:SIdfqIjX0

    出来杉は逆方向にまた走り出した。
    体力には自信がある。
    しかし凶器を持った男が10メートル後ろを走っている事実が彼の息を乱れさせた。
    「できるわけがないッ!できるわけがないッ!できるわけがないッ!さあジャイロ3回以上言ったぞッ!えっ?さっきのは一回にしか勘定しない?」
    出来杉は恐怖のあまりに混乱していた

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:41:34.48 ID:SIdfqIjX0

    ドグゥッ! ドタァーーン

    「うわあああーーーせ…背中を切られた…もうダメだ!できるわけがないッ!できるわけが……」
    ま……
    待て……
    待つんだ……
    誰がメインの5人以外スタンドが発動しないって決めたんだ?
    メインの5人しかスタンドが発動しなかったら物語が成り立たないじゃあないかッ!
    背中の傷はかすっただけで浅い…
    スタンドの力は精神の力だ。僕が心のどこかでスタンドなんて出ないと思ったらスタンドも出ない………
    空気を吸って吐くことのように!
    HBの鉛筆をペキッ!とへし折る事と同じようにッ!
    できて当然と思うことだッ!
    大切なのは「認識」することだ!
    スタンドを操るという事はできて当然と思う精神力なんだッ!
    (※これは出来杉の0.5秒分の思考です)


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:43:25.31 ID:SIdfqIjX0
    「死ね!少年」
    「出ろぉぉぉぉぉお!僕の中の何かぁ!」

    ドドオォオーン
    刀は出来杉の目の前ではじかれた。神成の刀の軌跡を緑の物体がはじきとばしたからだ。このスタンドに見覚えがある…この筋メロンを知っている。
    「ハ…法皇の緑(ハイエロファントグリーン)のエメラルドスプラッシュ……」

    また出来杉は走りだした。

    「エメラルド状のエネルギーの塊を発射するスタンドか…たしかに………憶えたぞ!逃がしはしないッ!」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:45:25.01 ID:SIdfqIjX0
    (ハイエロファントグリーンが出たのは嬉しいが、このスタンドのパワ-じゃまずアヌビス神には勝てない。
    しかしここで逃げてもこのスタンドを倒したことにはならない。
    作戦上逃げる事はあっても戦いそのものを放棄することは決してしたくない
    ………ガンガン闘うッ!)


    「よし!あの少年の背中をとらえたぞ。ズタズタに切り裂いてやる!……
    …こっちの方をな…」

    「今だッ!エメラルドスプラッシュ!」


    ドバッ! ドシュゥ!


    「わざとおれを追いつかせて姿を見せ油断しているところを背後からスタンドで攻撃するのはいいアイデアだったが…
    お前のエメラルドスプラッシュはもう憶えている。
    一度闘った相手は絶対に…絶対に絶対に絶っ…~~対に!負けなあああああああいィィィ」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:49:56.99 ID:SIdfqIjX0

    エメラルドスプラッシュははじき飛ばされた。
    「クソぉぉ…」

    ハイエロファントグリーンは距離をとるため一端神成から離れる。
    「物陰に逃げても無駄だ!」
    「な…なんだってッ!」

    ドシューーーーッ!
    アヌビス神はブロック塀ごと切った。
    「ば…ばかな!」

    ドタァーーン………


    「“アヌビス神”は物質を透過して物が切断できるスタンドなんだ!大バカヤローめッ!」



    「なあ~んてね☆
    それはもう21巻でもう 憶 え て い る 。
    これで完全にお前を油断させることができた。」


    「切断されてないッ!胴体をひも状にして耳からおれの体内へ!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:51:02.36 ID:SIdfqIjX0
    「さあ内部から破裂されたくなかったら、その刀を地面に置け!」
    「は…はい。
    (しかしひも状になることももう 憶 え た 。このまま別の人にとりつけば…)」


    ボトォ

    「はっ!わしは何をしておったんじゃ?」
    「散歩でもしてたんじゃないんですか?神成さん……」
    「そうじゃったかな…って何で君はこんな時間に学校に行っていないんじゃ!それになんじゃこの刀は!」
    「ふう…この刀は僕のです。」
    「何!それはけし……」

    ドクゥ!

    「騒ぐようならしばらく眠ってもらいますよ。神成さん………」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:53:09.34 ID:SIdfqIjX0
    (よしこいつおれのことを忘れてるぞ!)

    「…さて
    この刀どうしよう…」

    (ヒイイイ!忘れてなかった!
    ん…まてよ…こいつがおれを持ち上げる時にこいつの体を乗っ取れば……)

    「おっと、足がすべった!」

    (なにしてんだッ!こいつッ!ドブに落ちたじゃないか!これじゃあなかなか人に拾ってくれないッ!水がたまってなかっただけましだが……)


    「さて、スタンド能力も手に入れたし、護身用に持ってたこいつはいらないな。捨てよう。」

    ドボドボドボ…

    (何かけてんだッ!?こいつッ!こ…これは………硫酸じゃねーかッ!!なんでこんなもの持ちあるいてんだよ!?て…鉄が溶けていく………)

    ブクブクブク…

    「うーん。けっこう濃度が高い硫酸だけどなかなか鉄が溶けないな………まあ後10分もすれば使い物にならないくらいにはなるだろう。」

    (やっぱりわざとか!ちくしょう………
    せっかく“あいつら”からナイル川の底から引き上げて鍛え直してもらったのに
    ………ヒィィィィィィィ!!!!!)


     アヌビス神 リタイア


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:55:57.51 ID:SIdfqIjX0
    『注;ここから長々と出来杉の推理が始まるので忙しい人は飛ばしてください。』
    僕はのび太くんの家に行くのをやめ、また空き地の方へと引き返していた。
    理由はこうである。

    アヌビス神がいきなりあらわれてびっくりして今まで深く考えてなかったが、そもそもなぜアヌビス神があそこにあったのか。
    1989年にナイルの底に沈んだはずだ。それがなぜか2012年のしかもエジプトではなく日本に存在している。
    しかもさびていない。ここで最初に思いつくのは、この世界はスタンドが存在するだけでジョジョの奇妙な冒険のという原作とは別世界という説だ。
    だいたい花京院のスタンドであるはずの法皇の緑(ハイエロファントグリーン)が発動するのは少しおかしい。
    しかし、グーグルで岸辺露伴が出たことから、この世界が原作と別世界とは考えづらい。
    第一この世界が原作と別世界ならば当然DIOもプッチ神父もいないわけなので次の新月を怖がる必要性もない。
    ではこのハイエロファントグリーンだが、まず僕たちは本来この世界の住人ではないわけだ。
    では僕たちに該当するスタンドもないので、2012年では故人になり存在しない花京院のスタンドが僕たちに配分された。
    …少々強引の仮説だが、原作のジョジョの奇妙な冒険でも虫食いとラットの例もあるし、同じタイプのスタンドが偶然別々の人に出たということにしておけばいい。
    そうなると僕たちに配分されるスタンドは2012年に生きていない人のスタンドになる可能性が高いのかな?
    そうだとすればもし裏切り者がいても対応しやすくなる。
    いや…こういうことを考えるのはやめよう。
    おっと話がずれてしまったな。



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 02:57:45.50 ID:SIdfqIjX0
    さて、やはりあのアヌビス神は1989年にナイルの底に沈みそれを再び拾い上げ、鍛え直された……可能性が高い。
    誰が?
    どうやって?
    何のために?
    そこまではわからない。が、ナイルにアヌビス神が落ちたことを知っている人間でないといけない。
    あるいは後からそれを知ったかだ。
    さて、理由はどうであれアヌビス神を拾いこの町においた人物がいるわけだ。
    そいつは今、何をしているだろうか?
    たぶんアヌビス神からの連絡を待っているだろう。
    なぜならなんらかの理由があってアヌビス神を置いたわけであって、アヌビス神に勝手な行動をされちゃあ困るわけだ。
    つまりアヌビス神に誰かにのりついたら連絡をするように行っておくはずだ。
    しかしアヌビス神から連絡がない。
    そうなるとまたアヌビス神を置いた場所へその誰かが確認しに戻る可能性があるだろう。
    僕なら戻る。そこにアヌビス神があるかないかで状況がちがうからね。
    正確にはどこにアヌビス神を置いたかはわからない。
    が、すくなくともあの猫の行動範囲であることは間違いない。
    よって空き地の方に戻っているわけだ。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:03:04.73 ID:SIdfqIjX0

    (見つけたッ!あいつらに違いない!
    一般的に怪しい人物とそうでない人物を見分けるのは難しい。
    しかしジョジョにおいてそれは単純明快である。
    もう見たまんまに怪しい人物が怪しい!!!!)

    出来杉は地中からハイエロファントグリーンを潜ませ二人の話を盗み聴くことにした。



    (一人は逆リーゼントみたいな頭をしてるし、お互いにイタリア語で会話している。
    これで怪しくないならこの世に怪しい人物なんていないだろう。
    …
    しかし…
    なんでこいつらがここにいるんだ?
    さっぱりわからん………
    それにしても最初に出会ったジョジョキャラがこの二人か……

    そうこの二人はジョジョに出ていたキャラクターだった……
    この二人の名前はマリオ・ズッケェロとサーレーだ!
    名前だけじゃわからんやつはJC49~50巻を読むといい。)

    「なんでアヌビス神がねーんだ?」
    「宇宙のハテをしらねーようにそんなことはしらねー」

    (言い忘れてたが、僕はイタリア語がわかるのだ。)



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:06:06.84 ID:SIdfqIjX0
    「さてどうする?わざわざボス直々の命令で日本まで来たのにやることがよくわからんなんてお笑い草だな。ボスはいったいなにが目的なんだ?」
    (ボスってジョルノのことか…2016年だからもう30才になるのか…想像がつかん。
    そういやこの二人は第5部で死ななかった数少ないキャラだったな…)

    「実はおれ、日本に来る前に幹部たちの秘密会議を盗み聞きしたんだ。」
    「ッ!ばれたら消されるぞっ!」
    「おれのスタンドを信用してねーのかよ…大丈夫うまくやったさ…」
    (ソフトマシーンだっけ?確かに盗み聞きできそうだな)

    「心配するな。ばれてたらもうおれらは消されてる。それにのし上がるためには情報が必要だろ?」
    「たしかにな……もうおれはおっさんになっちまったが、まだのし上がることをあきらめてねーっ。それでボスの目的はなんなんだッ!?」
    「スペアポケットだッ!」
    (スペアポケットだとッ?)
    「スペアポケットってなんだッ!?」

    「そこまではよくわからねー…幹部の連中にも知らされていないらしい。ただ見た目は白い布きれらしーぜ。」
    「なんでそんなもののために……だがよっぽど重要らしいな………スタンドでできてるのか?」
    「わからない…だがそれを手に入れれば権力は思いのままだ!」
    「今すぐ探しに行きたいが、ミスタさんから連絡があった。今すぐ港にあるKB倉庫にいかなくては………」
    「まあ焦るな……まずは情報を集めることが大切だぜ。」
    「……お前も歳をとったな…………」
    「うるせー」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:07:18.76 ID:punkKgvUO
    もう見たまんまに怪しい人物が怪しいwwwwwwww


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:09:27.84 ID:/GrXjxjV0
    たしかにジョジョのキャラがいたらあやしいなwwwwwwwwww


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:12:22.52 ID:SIdfqIjX0
    (あいつらが移動しようとしている!
    それにしてもこの住宅地にあのスポーツカー……スネ夫くんのいとこのスネ吉さんを思い出すな……
    ああどうしよう……)

    闘う? 後を追う? のび太の家に行く?




    出来杉はハイエロファントグリーンを忍ばせた。
    コツーン

    「なんかあっちからおとがしたぞ!行ってみよう!」

    (今の内に車のトランクに入ろう。やはりまずは情報を集めることが大切だよな?)



    『主人公(?)のび太が学校で居眠りしている間に、出来杉が活躍しすぎている。
    なぜこいつが大長編ドラえもんのときにコーラを飲んだらゲップが出るくらい確実に出てこないのかがよくわかってしまった。
    この活躍ははたして死亡フラグなのか!それとも主人公交代フラグなのか!
    そして作者が書きためてた内容を全部書き終えてしまった…どうする?作者!!
    もっと書きためてからスレ立てるべきだろ………常識的に考えて……』

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:21:18.41 ID:SIdfqIjX0
    【同日 午後9時;のび太の家】


    のび太は早くも床についていた。小学5年生といえ……早すぎる……
    当然宿題はおわっていない。というよりランドセルから取り出していない。
    そんな中、物音に気づいて目を覚ました。

    「ドラえもん?」
    「うん。僕だよ。」
    「こんな時間までどこに行ってたのさ!」
    「どこだっていいじゃないか……」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:27:08.06 ID:SIdfqIjX0
    ドラえもんはそれだけ言って、押し入れに入ろうとした。
    今のドラえもんの姿を見て、何も思わないのならそれこそ腐れ脳みそだろう……
    そうこのドラえもんは……
    デカかかった……(当社比1.5倍)

    「どうしたの?ドラえもんその体……」
    「………!ビ…ビックライトが壊れたのさ………」
    「ふ~ん」
    (やった!怪しんでいない!さすがのび太!)


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:40:43.67 ID:SIdfqIjX0
    「そうだ!ドラえもん!!」
    「な…なんだい?」
    「ほら!昨日約束したじゃん!」
    「……!そ…そうだったね!」
    「まさか忘れたなんて言わないでよ」
    「わかってるよ……ハハ……(ヤ…ヤバイ……・)」
    「じゃあ今からやってよ!!」
    「へ?……」
    「もうしょうがないなあードラえもんは……
    じゃあポッキー5本をくわえた状態からそのまま口の中に折らずにいれながらコーラを飲んでよ!」
    「ああうんうんそうそう……ってええ!!」
    「できないの?」
    「い…いいぜやってやるよ簡単だぜ」
    「おおがんばれ!!」

    上に書かれた通りにやるドラえもん。
    (やったーっちくしょうやったぞどうだ!
    みたか やったぞーーー
    人間死ぬ気になればなんでもできるッ!)

    「冗談で言ったのに…ホントにできるとはおもわなかったよ……」
    (へっ?)


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 03:51:36.16 ID:SIdfqIjX0
    「もうのび太くんふざけるのはやめてよ。(死ねェーッ!このチンポコ野郎!)」
    「ドラえもんがにらっめこトーナメントで負けたのが悪いんじゃないか。」
    「そ…そうだったね(いつもなにやってんだこの二人!)
    じゃあ…もう僕……押し入れで寝るよ?(もうなにも言うなよ……)」
    「ドラえもん。その手の組み方………」
    「…!(まだなんかあるのかよ……)」
    「左手の親指が上になって組んでるなあ!」
    「(し…しまったァ!
    本物のドラえもんは右親指を上にして手をくむくせなのかッ!)
    って!僕、指ないじゃん!」
    「びっくりする演技つきなんて、さすがノリがいいな!」
    「ハハ…(てめぇーっ)」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:03:15.71 ID:rtwi+mGTO
    この展開だとドラえもん爆発して顔真っ二つだなwwww


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:03:37.13 ID:SIdfqIjX0
    「じゃあ昨日の続きやろうよ!」
    「いや今、眠たくて仕方ないんだ!!ちょっと押し入れに行かせてくれ!」
    「いいじゃん!ドラえも~ん!」
    「ああーっもうガマンできねーっ!もう寝るよ!」


    「待てイッ!ドラえもんッ!」

    ギクッ!

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ドクン ドクン ドクン ドクン

    「明日はちゃんと朝起こしてくれ。」
    (やっ
    やつたァーーーよしスペアポケットを手に入れたぞ!
    これでみんな寝静まった後にこの家をでれば……)



    「あッ!ドラえもん!どうせなら未来の目覚まし時計だしてよ!」
    「(な…なんだってぇーっ)ち…ちょっと四次元ポケットが壊れてるんだ……」
    「じゃあ押し入れのスペアポケット出してよ。そのためのスペアポケットでしょ?」
    (しまっったァァァーーー墓穴を掘ったァァァァアアアアーーッ)
    「ねえ早く~」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:24:02.10 ID:SIdfqIjX0
    「のび太……今まで僕たちは友達だったから、できれば闘いたくなかったんだ……」
    「?何言ってるの?ドラえ……」
    「気がつかなかったのかい?ぼくの体格がだんだん大きくなっていることに
    まだ気がつかなかったのかい?
    もう2メートル近くになろうとしているのに……」
    「………!(←気がつかなかった)どういうこと?」

    「ぼくはくらった肉と同化する“スタンド”だ。
    【節制】のカード!イエローテンパランス!
    これがぼくの本体のハンサム顔だ!!」

    意外ッ!それはスネ夫!

    「この肉の防御壁は無敵だ!さあ出すがいい!お前のスタープラチナを!」
    「ちょっと待ってよ!なんでスタンドなんて漫画の能力が実在してるのさ!?」
    「へっ?」

    『どうやらスネ夫は何か勘違いしてるようなので解説』
     朝、スタンドに目覚める
    →どうせのび太がドラえもんにジョジョの世界に行きたいと言ったのだろうと推測
    →ということはのび太のスタンドはどうせスタープラチナにだろうと推測
    →夕方頃、“ある人物”に会い、スペアポケットを狙う
    →のび太のスタンドを警戒して、変装
    →今、ここ

    「ということは……のび太はスタンドに目覚めてないのか!?」
    「そ…そうだよ…」

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:28:53.29 ID:OwTnj2xK0
    のび太どんだけアホなんだよwwwww


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:39:23.54 ID:SIdfqIjX0
    「(ち…ちくしょう……こんなことなら普通に奪い取ればよかった……
    今のやりとりで自分の中のスタンドにめざめたかもしれねぇ……)」
    「そ…そうか……僕はスタープラチナが出せるのか(←単純)」
    「(や…ヤバイ………)」
    「出ろぉ!!!スタープラチナァァァァアアアアーーッ!!!」



    シーーーン

    「あ…あれ?」
    「(なんというショボい精神力…)お遊びはお終いだぁぁあーッ!」
    「ひええ……」

    バリーーン  ドサァ……
    のび太はイエローテンパランスの攻撃から逃れるためとっさに窓から部屋を脱出した。
    のび太も一応ジョジョオタなので、あのイエローテンパランスに触れるとヤバイことすぐに判断した。
    (い…痛い……)
    2階から落ちた痛みが、今起こっていることが現実であること示していた……
    (こ…このままじゃ……やられる!!!)
    のび太は痛みを抑えつつ、家とは逆方向に走り出した。
    走りながら、のび太は自分の右手が何かを握っていることに気がついた。
    拳銃だった………
    (これってもしかして………【皇帝】のカード。エンペラー!!???)
    せっかくスタンドが発動したのにのび太は微妙な気分になっていた……
    (イエローテンパランスに攻撃効かないじゃん!!!)

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:42:29.64 ID:hwaUbORX0
    のび太射的得意だしなw


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 04:49:10.86 ID:SIdfqIjX0
    スネ夫はのび太の部屋の中で考えた……
    (ここでのび太を追いかけるのが普通だが……
    よく考えたらスペアポケットも手に入れたし、別に追いかける必要はないな。)
    そう考えながら、ポケットから適当に何か出そうとスネ夫は手を入れた。
    ポケットは4次元空間に成なってるからいろいろ入っている。
    しかしスネ夫はひみつ道具を手につかむことはできても、取り出す事ができない事に気づいた。
    (ど…どういうことだ?ちくしょうやっぱりのび太を追うしかないのか……)
    スネ夫は窓から飛び降りた。

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 05:00:03.64 ID:SIdfqIjX0
    (よし!この地形!ベネ!
    ジョジョの気持ちになって考えたら、結構頭がさえるんだな……)

    (おっ!のび太発見!!
    なにやってんだ?あんな所で……覚悟をきめたか?)
    「くらえ!!エンペラぁぁぁーーッ!!!」

    ドゥオーン ドゥオーン

    「何ッ!スタンドに目覚めてるだとッ!!
    だがイエローテンパランスに弱点はないッ!!」
    「まだまだぁ!!!」

    ドゥオーン ドゥオーン ドゥオーン ドゥオーン…

    「弱点はねーといっとるだろーが 人の話きいてんのかァ
    こ の 田 ゴ 作 が ァ ー ー!!!」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 05:12:34.93 ID:SIdfqIjX0
    「くっ…」

    ドゥオーン ドゥオーン ドゥオーン ドゥオーン…

    「ぼくのスタンドはいうなれば!
    『力を吸い取るよろい』!『攻撃する防御壁』!
    エネルギーは拡散あれ九州されちまうのだッ!
    てめーのスピードがいくら速かろーが 力がいくら強かろーが
    このスタンドーーイエローテンパランスの目には無駄だッ!」

    「やれやれだ
    こいつぁマジに弱点のねーやつだ。まったく最強かもしれん恐ろしいヤツだ。
    だがな…
    ひとつだけ残された戦法があったぜ」

    「お前は次に「それは!『逃げる』と言う……」

    「それは!『逃げる』………ハッ!」

    「バカかッ!おれも第3部までなら読んだ事あるぜ!
    足遅いくせに逃げてどーすんだよ!周りに川もないし、あったとしても入らねーぞ!」

    「うう…」

    「お前に助かる方法はないィィ!!
    ドゥー ユゥー アンダスタンンンンドゥ!」

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 05:37:46.86 ID:SIdfqIjX0
    「逃げても無駄だァ!のび太ァァ!!
    この猫も食ってパワーアップッ!ブチュルブチュルつぶして
    ひきずりこみ ジャムにしてくれるぜェーーーーッ」


    「やれやれ
    自分のことというのは自分ではなかなか見えにくい………
    相手が勝ち誇った時はにすでに敗北してる時だ………
    おれがこっちに逃げれば絶対食うと思ったぜ……
    その猫をな………」

    「な………なんだこの猫……!!」

    「家を出たあとすぐに自動販売機を壊し、タバコの箱を手に入れた……
    そしてその猫を殺した後にタバコをしこんでおいたんだ……
    タバコってけっこう猛毒らしいな……血液中に入ればすぐ死に至る……」



108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 05:38:27.41 ID:SIdfqIjX0


    「勝ち誇って説明してるとこ悪いが、タバコは猛毒だが食っても死なないんだぜ?
    なぜだかわかる?すぐに吐きだしちまうからさ!
    タバコを食ったんならその部分の肉を分離すればい……」

    ドクゥ!

    「エッ?
    (なにがおこった?う…撃たれたのか?
    肉が分離して本体がむきだしになったところを……
    だけどのび太はエンペラーをこっちに向けてすらいないぞ?」

    「人の話は最後まできくもんだぜ。
    おれがスネ夫に対し何十発もぶちかましたとき、2~3発はずしても別にスネ夫は気にしなかったし
    気づきもしなかっただろ?ぼくが射撃をはずすと思うかい?」

    「ま…まさか……」

    「そのはずした弾丸はさっきまで宙を舞っていたのさ。」

    「く…くそったれめ………」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/21(木) 05:54:23.01 ID:SIdfqIjX0
    「大丈夫。死んじゃあいないよ……だがスペアポケットは返してもらう」
    「うう……」
    「あれ…このスペアポケット……ひみつ道具出せないじゃん……」

    「いや…それでいいのだよ……」

    スネ夫じゃない声がした。その瞬間僕はおそらく声の主に攻撃を受けた!

    「…う……
    (て…手首を切られた……スペアポケットを地面に落としてしまった…
    どんな攻撃を受けたのか………見えなかったぞ!!??)」

    「よし、拾ってこい!」
    (スペアポケットがかってに動いてる……いやスペアポケットの下に何かいる!!このスタンドはッ!)
    「よく気づかれずにやつの手首を切った。我が【バッドカンパニー】のグリーンベレーよ!」
    「助けに来てくれたんだね!スネ吉兄さん!!
    のび太を追いかけてる間に念のために電話してよかったよ!」
    「ああ、お前もよくスペアポケットを手に入れた……」
    「こいつはヘヴィーだぜ………(←注;覚醒してわかりづらいけどのび太だよ☆)」

496 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 04:04:19.30 ID:elv0aV380
    のび太は堂々とした態度をとっていたが、内心は恐怖でふるえていた。
    なんだかんだいって、スネ夫との戦いではのび太は攻撃を一度もくらわなかった。
    この手首の傷は浅いが、これがのび太にとって初めて受けたスタンド攻撃だった。
    “もしこれが手首じゃなくて首の動脈だったら?”
    小心者ののび太にとってはとてつもない恐怖だった。

    「のび太くん、僕はスペアポケットが手に入ればそれでいいのだったけど…」
    スネ吉は静かに語り始めた。
    のび太は正直もうスペアポケットなんてどうでもいいと思ってしまった。

    「しかし、ここで君を逃がしたらいずれスペアポケットを取り返しに来そうだ……」
    そしてスネ吉はのび太が今一番聞きたくなかった言葉をはなった。

    「君にはここで死んでもらう。」

    ドバッ! ドバッ! ドバアァァーー!

    最初に攻撃を仕掛けたのはのび太だった。

503 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 04:19:10.88 ID:elv0aV380
    シャキィーーーン  ドガガガガガ

    歩兵隊は一斉にエンペラーが放った弾丸に射撃をした。
    弾丸はスネ吉に届く前に消滅した。

    「わが“バッドカンパニー”は鉄壁の守り………
    いかなる攻撃や侵入者だろうと生きては返さん軍隊だ…………
    本体のオレをやっつけたいだろうが フフフフ……
    このカンパニーを越えておまえのエンペラーの攻撃が
    このオレに近づくことは決してないと言い切るッ!」

    ドバ ドバ ドバ ドバ ドバ ドバ…

    のび太は半ば無視して攻撃を続けた。
    のび太のエンペラーは近距離パワー系であるが、人型ではない。
    相手の攻撃に対し、防御する方法がほとんどないのだ。
    歩兵隊がエンペラーの弾丸を防御している限り、歩兵隊はのび太を撃ってこない。
    よってエンペラーの攻撃の手を緩めると……
    死が待っている………

    ドバドバドバドバ…

    しかし、効かない攻撃をし続けるというのはのび太にとって精神的にキツイものがあった。
    その上、バッドカンパニーには60人の歩兵隊だけのスタンドではない。


507 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 04:34:46.67 ID:elv0aV380
    「フフフフ………お前の攻撃はこんなものか!
    こっちは手の空いてる歩兵隊までいるぞ!」

    ドガガガ…

    手の空いてるらしい歩兵隊がのび太にむかって攻撃をしてきた。

    ここでのび太は奇妙な感覚を覚えた。
    (相手の弾丸の軌道が……見える!)
    なぜ近距離パワー系のスタンド使いたちが銃弾をはじき飛ばすことができるのか、少しわかった気がした。
    動体視力が上がるからか、それとも人間レベルを越えた精神力のせいなのか、
    どうやら、近距離パワー系のスタンドを持っている人間には弾丸の軌道が見えるらしい。

    しかし、のび太の場合、肉体がついていかなかった。
    精神力がとてつもなく強くても、身体は小学5年生ののび太なのだ。
    (くそ……このままじゃ肩に当たるのに……そんなに速く体を動かすことができない……)

    ボボボ…

    のび太は肩にダメージを受ける。
    (見えているのにこのスタンドじゃどうすることもできないなんて……)

    そして、戦車7台と戦闘ヘリ アパッチ4機の姿を見て…のび太は絶望感を感じた……

509 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 04:47:45.09 ID:elv0aV380
    一見勝ち目はなさそうだが、ひとつだけ策があった。
    もはやおなじみの……
    (逃げる!)

    逃がすかッ!追えッ!
    ザッザッザッザッザッザッ……

    後ろからきれいにそろった足音が聞こえる。
    しかし、いくらバッドカンパニーといえ、隊列を崩さないままのび太を追いかけるのは難しい。
    しかも………

    ドゥーン! ドゥーン! ドゥーン!

    のび太はエンペラーを撃ちながら逃げていたッ!
    弾がまっすぐにしか飛ばないバッドカンパニーに対し、
    変幻自在に弾を飛ばせるエンペラー!
    スネ吉は自分の身を守りながらのび太を追う必要がある。
    (これでバッドカンパニーの隊列が崩れないわけがないッ!
    これで僕にも勝機があるッ!)

512 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 04:54:42.96 ID:elv0aV380

    バババババ

    急にのび太の前から戦闘ヘリのアパッチが一機現れた。
    「フフフフ……オレもまた攻撃しながら追うことができるんだぜ。」

    ドゥン!

    アパッチははミサイルを撃とうとしたがその前にエンペラーの弾によって追撃された。
    「…!なッ!?」

    「ハハ!おれもまた防御しながら逃げることができるんだよ!
    (エンペラーの弾を5~6発自分の体のまわりに巡回させている!
    これでいきなり攻撃されてもエンペラーの弾ではじきかえして防御できるッ!)
    どうやら数が多いだけでひとつひとつはそこまでではないようだな。」

    「くっ………(やはり隊列をまとめて一気にいくしかないな……)」

    これでのこるアパッチは3機……一機ずつ倒していけば……
    勝てるッ!


513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/22(金) 05:01:35.45 ID:brJb3Tu+0
    のび太のくせに頭いいな


514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/22(金) 05:04:29.84 ID:Ppp89rM50
    というかもはや別人


515 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 05:07:49.72 ID:elv0aV380
    待ち伏せしていたのか前から戦車が現れた。

    ズドーン!
    (き…効かない!?)
    のび太は自分の体を巡回させていた弾をはなったが、
    戦車の装甲はエンペラーの弾をはじきとばした。
    (くッ……エンペラーの弾は本体の銃から発射されたあと、時間とともにパワーが減っていく……)
    戦車はのび太に対し砲撃を放った

    ズドォーーン! ドゥン ドゥン… ドガガ ドォーーンッ!!

    のび太は巡回させていた全ての弾で戦車の砲撃を防御し、その間にエンペラーで戦車を攻撃した。

    「よ…4発で破壊か……なかなか頑丈だな………」


    その後ものび太は先回りしてくる戦車やヘリをピンチになりながらも破壊し続けた。
    残り戦車4台 アパッチ2機

    「この調子なら勝てる!」
    のび太はそう確信した。
    しかし一方スネ吉は……
    「フフフフ…この調子でいけばオレの勝利だ……
    のび太は罠にかかってきている………」 

520 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 05:19:56.18 ID:elv0aV380
    のび太は角を曲がった時に信じられない光景を見た。
    「あッ…歩兵隊が30人ほど隊列を組んで待ち伏せしている!」

    ドゥーーン!ドゥーーン!
    エンペラーを何発か放った後のび太はとっさに道を引き返そうとした。
    「こ……こっちにも同じ数の隊列が……いつの間に追いつかれたんだ?」

    「フフフフ…一体ずつ行けば、おまえのエンペラーで追撃されるのになんでわざわざ一体ずつで攻撃したと思う?
    お前はおれに逃走ルートを操られていたんだよ!
    そして挟み撃ちの形になった……
    はたしてそのエンペラーで我がバッドカンパニーの全ミサイル!
    全砲弾および一斉射撃をはじきとばすことができるかな!!?」

    「うおおおおおお!!!」
    ドンドンドンドンドンドンドン………………
    のび太はスネ吉に撃たれるまえにできるだけの弾丸を出して体のまわりに巡回させようと、
    引き金を引きまくった。

524 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 05:35:36.24 ID:elv0aV380
    「狙えェェェェェェェェェ~~  筒!」
    スネ吉はエンペラーの弾丸をあまり出させないように早めに一斉射撃を始めた。
    ドガガガガガガガガッガアガガ………

    「うお!」
    のび太はとっさに横に飛び跳ねた。
    ひとつひとつエンペラーの弾丸ではじいていては、いくら弾丸があってもたりない。
    運良く“正確すぎるバッドカンパニーの射撃”のおかげで攻撃はまったくくらっていない。

    「だがそっちにはアパッチ2機と戦車4台がいるぞ!」
    ドドドド ダァーン
    エンペラーの弾丸でアパッチを攻撃するが、相手のアパッチがミサイルを出す方が早かった。
    ミサイルがのび太に向かって飛んでくる!!
    さらにそれより早く、戦車の砲撃が飛んできているッ!!



    しかしのび太は落ち着いていた……
    「ふぅ…おまえらバッドカンパニーをすべてエンペラーの弾丸で倒すのは無理そうだな……
    ならば バッドカンパニーの弾丸で倒す!!」

    戦車の砲撃を ア パ ッ チ が塞いだ。
    「アパッチのプロペラ部分を狙って破壊した。
    そして軌道修正ができなくなったアパッチは戦車の方へ墜落するッ!」

526 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 05:52:32.49 ID:elv0aV380
    ドカァッーーンン!
    アパッチが戦車の集まりに墜落し、戦車とアパッチは歩兵隊の隊列の方へ!
    「そして、そこで爆発してもらう!!エンペラァァァァァアァァアアアーッ!!!」

    ドドドドド……
    激しい爆発音と共に辺りが煙につつまれる…
    「そして…ミサイルもわざと撃たせたァーッ!!エンペラーの弾丸で軌道修正ィィィ!!
    そ し て 残りのエンペラーの弾丸も全て一斉攻撃ィィィィイイ!!
    クライヤガレェェェェェェエエエエーーーッッ!!!」
    ズドドォオオーン!………

    辺りは一面煙につつまれた。
    (か…勝ったのか……?よし勝ったんだ!!)
    そう思った瞬間だった。

    グサリッ!

    のび太は自分の中で何かが切れるのを感じた。
    「フフフフ…のび太くん……オレもアパッチはわざと追撃させた……
    戦車の件は予想外だったがな………
    アパッチには歩兵隊を数名のせておまえのところに運ぶのが目的だったのさ……
    自分が出した煙のせいでパラシュートで降下するバッドカンパニーがみえなかったようだね……
    歩兵隊が首を動脈を切った……即死だよ………」

    のび太はその場に倒れた。

    「フフフ……それにしても君のスタンドがここまでパワーがあるとは思わなかった……
    どうやらオレのダメージもおおきい……ようだ……」
    スネ吉が倒れかかるのをスネ夫が支えた。

528 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 06:10:42.26 ID:elv0aV380
    「さあスネ夫!スペアポケットも手に入れたし、もう行くぞ!」
    「ああ…ちょっと待ってスネ吉兄さん!トイレに行ってるから先行ってて!」
    「そうかじゃあおれは先にサーレーのところに行く………」


    スネ夫はのび太のほうに走っていった。
    のび太は…………生きていた………
    「あれ?僕死んだはずじゃあ………」
    「首をさわってみろよ。」
    そこにはイエローテンパランスの肉片がついていた。
    「でもあの時確かに意識が…」
    「肉片で首を絞めたんだ。」
    「いつつけたんだ?」
    「最初のバッドカンパニーの攻撃の時、肉片を一緒に運んでもらったんだ……
    目的は180度かわっちまったがな……」
    「なんで僕を助けたの?」
    「深い理由なんかねえよ。目的はスペアポケットだけだったし
    “なにも死ぬこたあね-”さっきはそー思っただけだよ」
    「……………」
    「まあ!これでわかったろ?のび太のエンペラーじゃバッドカンパニーに勝てなかったし、
    それ以上強いスタンドもいっぱいいる。もうスペアポケットのことは忘れて、僕たちに関わらないでくれ!」
    「な…何が目的なんだ?」
    「それこそ深い理由はねえ。ただ元の世界に戻りたくないだけさ!
    よく考えろよ!自由に変装できるイエローテンパランスだぜ!?
    もうやりたい放題だろ?元の世界に戻って受験だとかわずらわしいものに振り回されるのはゴメンなんだよ……
    スペアポケットがあると元の世界に戻る可能性があるから奪えと“ある人物”に言われたんだ。」
    それだけ言って、またスネ夫は去っていった。


532 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/22(金) 06:24:34.94 ID:elv0aV380
    のび太はスネ夫が去った後にふと考えた。
    スペアポケットがなくてもドラえもんの四次元ポケットがあれば元の世界に戻れるんじゃあないか?
    でも“スペアポケットさえなければ”と言った…………

    考えたくなかった……
    でも考えてしまった……
    のび太は自分の膝に涙が落ちるのを感じた……

    「ドラえもん………どこにいるの?…………」


    『スタンドを手に入れた初日にのび太は負けてしまった。
    これは作者がバッドカンパニーを倒す方法が思いつかなかったからでは、断じてないッ!
    これは試練なのだ。一応この物語のテーマは人間賛歌であり、
    ダメ人間のび太の成長を描く王道的な小説なのだ!
    のび太は再び立ち上がるだろう!
    ……さて……スペアポケットだが……
    これを敵にとられたとなると物語の展開が非常に困るのだ……
    だってスペアポケットがないと敵がのび太たちを襲う必要性がなくなるもん……
    しかもそれについて作者はまだ考えていないッ!
    …………ど…どうしよう……
    …で…出来杉が何とかしてくれるに違いないッ!………多分…
    というわけでまた出来杉サイドの話になりそうです……』

    To Be Continued…



539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/22(金) 07:06:49.81 ID:brJb3Tu+0
    登場人物まとめ

    ドラえもん:スタンド不明
    行方不明。JOJO化現象の原因?

    のび太:エンペラー
    一応主人公だが今のとこ他のキャラににおいしいとこもってかれてる
    スタンド覚醒でキャラが映画仕様になる

    出木杉:ハイエロファント・グリーン
    原作出木杉とは関係ない
    今後この物語の探偵役になるようだ

    スネ夫:イエロー・テンパランス
    “ある人物”の命令でスペアポケットを狙う
    のび太の敵だが黄金の精神を持つことが判明

    スネ吉:バッドカンパニー
    スネ夫と共にスペアポケットを奪う

    :アヌビス神
    出木杉に硫酸かけられてリタイヤだぁーウケウケコケケ

    ズッケェロ、サーレー:スタンドは原作通りか不明
    イタリアギャング共もスペアポケットを狙う。スネ夫、スネ基地と仲間らしい

    “ある人物”:スタンド不明
    黒幕


575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/22(金) 11:23:26.18 ID:/c1VvbFz0
    名前が出た人物

    しずかちゃん:スタンド不明
    彼女がジョジョのことを悪く言わなければこんなことには・・・

    ジャイアン:スタンド不明
    ぼくはきれいなジャイアン

    荒木飛呂彦
    ジョジョの作者

    岸辺露伴:ヘブンズ・ドアー
    漫画家。週間少年ジャンプにてピンクダークの少年を連載している

    ミスタ:セックスピストルズ
    アッー!

    ジョルノ:ゴールドエクスペリエンス
    5部主人公。マフィアのボス。
    スペアポケットを狙っているようだ





~こっから盛大な保守の嵐~





992 :1 ◆H76jRE4ZFc :2007/06/23(土) 03:32:22.94 ID:hTQf6HsV0
             ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
             (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
              |i i|    }! }} //|
             |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは小説を更新と思ったら
            i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにかスレが埋まっていた』
            |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
           /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
         /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
        ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
         |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
        // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
       /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   保守だとか本末転倒だとか
       / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
      ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
    _/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしい黄金の精神の 片鱗を味わったぜ…


1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/23(土) 03:36:34.62 ID:rhI4JpXw0
    

ここにきてキタ━(゚∀゚)━! 






ドラえもんがジョジョにハマったようです【パート2】へつづく



引用元
ドラえもんがジョジョにハマったようです
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1182359500/